Jリーグ・名古屋グランパス「ブラジル人の子どもたちに住みやすい社会を」地域の課題解決に取り組む
テレビ愛知
Jリーグの名古屋グランパスのアカデミー選手らが、サッカーを通じてブラジル人の子どもたちの言葉の壁を越える取り組みに挑戦。愛知県ならではの課題解決に取り組んでいました。
サッカーJリーグの名門、名古屋グランパスエイト。その下部組織であるアカデミー選手24人が、豊田市内の会議室に集まりました。 NPO学校法人 希望の光 山家ヤスエさん: 「外国ルーツの子供たちが例えば高校に進学したり、大学に進学していくことが実はすごく難しかったんだなということに気づいて」 アカデミー選手は今年、愛知に住むブラジル人の子どもたちの課題解決に取り組むことになりました。 名古屋グランパスエイト 広報 佐藤剛史さん: 「愛知県にはブラジル人を含めた外国人が多いことを知っていて」
日本に在留するブラジル人の数はおよそ21万人、愛知県は6万1500人と全国で1番の数です。中でも名古屋グランパスのホーム、豊田市にはブラジル人が約3200人住む保見団地があります。 そこに住むブラジル人の子どもたちに悩みを聞くと・・・ ブラジル人の子ども: 「言葉。(難しいのは)友達を作ること」 「(日本語話すのは難しい?)ちょっと」 「(日本にいると)知らない言葉まで出てくるからわからない。ブラジルの友達のほうが多いからポルトガル語でしゃべる」 言葉の壁、つまり円滑なコミュニケーションが取れないのが課題です。
2024年8月、アカデミー選手は言葉の壁があるブラジル人の子どもたちとどのようにしたら通じ合えるのか、話し合いました。 名古屋グランパスアカデミー スタッフ: 「みんなが馴染みのある物をブラジルの人に食べてもらう」 名古屋グランパスアカデミー 選手: 「ブラジルはサッカーが結構盛んなスポーツなのでサッカーで交流することがいいと思います」 そして、1つの考えを導き出しました。 名古屋グランパスアカデミー 選手: 「言語じゃなくても心を通じ合わせる方法はあるなと感じたので」 「ボール1つあれば結構仲良くなれると思います」 「ボールひとつでコミュニケーションはとれる」果たしてうまくいくのでしょうか。