「もっと気合を入れて…」平戸海が苦難のご当所で3連勝締め 語った来年への誓い【大相撲九州場所】
◆大相撲九州場所千秋楽・平戸海(寄り切り)美ノ海(24日、福岡国際センター) 西前頭筆頭の平戸海(24)=長崎県平戸市出身=が4勝11敗ながら3連勝でご当所を締めた。美ノ海(沖縄県うるま市出身)を右をのぞかせて左上手を取り、力強く寄り切り。14日目の欧勝馬戦に続く快勝だ。「来場所につながる締めくくりでは?」と報道陣に問われ「ハイ」と力強く答えた。 ■発生率0.01%の大技【動画】 名古屋場所では小結で2桁白星を挙げるなど大関取りも見えたが、秋場所で負け越し。再起を図った九州では初日に新大関の大の里を土俵際まで追い詰めながら逆転負けすると以降4連敗。1勝後は7連敗と連日熱い声援を受ける中で苦闘を続けてきた。「もっとやらないと、と思わせる場所でした」と振り返る。 巡業を含めた稽古で汗を流してきた平戸海は、来年に向け「もっと気合を入れて稽古をする。自己最高位(西小結)を更新したい」と意気込む。終わりよければ全てよし、として弾みを付けたい。
西日本新聞社