不登校の我が子。ずっと給食費を支払ってきましたが、止めることができると聞きました。これまで支払った分の返金もできるのでしょうか?
支払った給食費の返金は可能?
給食を停止していない場合は、「不登校だから」という理由のみで納付済みの給食費を返還してもらうことは難しい可能性があります。給食費は、事前に把握された人数分の食材の調達に充てられます。 つまり、我が子が給食を実際に食べたのか否かにかかわらず、我が子の分も含めた食材がすでに購入されているのです。なお給食を停止した場合、自治体によっては食材の発注をキャンセルできる日以降の分を返金してもらえることもあるようです。 食材の発注を止めるまでの日数は自治体によって異なる可能性があるため、学校に問い合わせてみてください。
勝手に給食費の支払いを止めたらどうなる?
自治体によって異なる可能性がありますが、学校へ相談せず勝手に給食費の支払いを止めてしまうと、給食費を滞納したことになり、手紙や自宅訪問などによる督促をされる恐れがあります。 さらに、督促を受けても支払わずにいると、裁判所へ支払督促や強制執行などの申し立てをされてしまうリスクもあります。
子どもの気持ちや状況に合わせて、適切な対応を
子どもが再び登校できそうになったら、速やかに学校へ連絡して届け出を行い、給食を再開してもらいましょう。 「この日だけは学校へ行きたい」「行くかはまだ分からないけれど、給食は食べられるようにしておいてほしい」など、子どもの気持ちの変化に合わせて対応していくことが大切です。 また、子どもが学校へ復帰したいときにスムーズに迎えてもらえるよう、学校と連絡を取り合って良好な関係を築いておくことをおすすめします。 出典 e-Gov法令検索 学校給食法(昭和二十九年法律第百六十号)第十一条 文部科学省 学校給食実施状況等調査-令和5年度結果の概要 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部