「煩わしいよね」アイドリングストップは必要か? 多くのガソリン車で採用を廃止!! もはやハイブリッド専用装備か?
停車するとエンジンが止まり、無駄なガソリンの消費を抑えるのが「アイドリングストップ」だ。ブレーキを放すと自動的にエンジンが再始動するので、ドライバーは特に意識することなく使うことができる。ところがハイブリッドを除くガソリン車での採用が減ってきている。コンパクトカーやミニバンなどで、採用が見送られることが多い。これはどういうことなのだろうか? 【47%】がハイブリッドを選ぶって知ってました?
多くのガソリン車がアイドリングストップを廃止
信号待ちの時などにアイドリングを停止するアイドリングストップは、2000年代に入ると普及が進み、2010年以降は標準装着が常識になった。 ところが2020年に近付くと、アイドリングストップ装着車が減り始めた。例えばノーマルエンジンを搭載するコンパクトカーの場合、以前のヴィッツ(現在のヤリス)やフィットなどは、アイドリングストップを装着していた。 それが今は廃止されている。ミニバンでは、セレナは今でもノーマルエンジン車にアイドリングストップを装着するが、ノア&ヴォクシーやステップワゴンには備わらない。
ガソリン代を節約しても、高額なバッテリー交換費用で相殺される
このようにアイドリングストップ装着車が減った背景には複数の理由がある。メーカーの開発者に尋ねると以下のように返答された。「街中でアイドリングの停止とエンジンの再始動を頻繁に繰り返すと、煩わしく感じるお客様も多い。制御をカットして使われる場合もあるため、装備自体を廃止する車種が増えた」。 それでもアイドリングストップが欲しいユーザーはどうなるのか。開発者は「今は売れ筋車種の大半に、ハイブリッドが設定されている。アイドリングストップを希望するお客様は、今ではハイブリッドを購入している」と返答した。 またアイドリングストップを装着すると、エンジンを頻繁に始動させるから、バッテリーの負担が増える。そこでアイドリングストップ装着車には、非装着車に比べて容量の大きなバッテリーを指定している車種があり、交換時の出費も増える。 容量が増えてもバッテリーの寿命や交換タイミングは同じだから、アイドリングストップの作動でガソリン代を節約しても、バッテリー交換時のコストアップで装着車がトータルでは割高になってしまうことも多い。
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