入社4年目で「年収320万円」の会社員です。平均と比べたら多い方でしょうか?
入社4年目は、業務に慣れ、上司や同僚との関係性もできあがってくる時期です。しかし、その一方で仕事や給与、自分のキャリアを見つめ直すことが多い時期でもあるでしょう。自分の給与が、ほかの人と比べて平均的なのか気になる方もいるかもしれません。 本記事では、入社4年目の平均年収や、転職する場合のメリット・デメリットについて解説します。 ▼会社員で「年収1000万円」以上の割合は? 大企業ほど高年収を目指せる?
入社4年目の平均年収はいくら?
新卒入社で4年目といえば、高校卒業の場合は22歳、大学卒業の場合は26歳であることが一般的です。総務省統計局の「令和5年賃金構造基本統計調査」によると、該当の年齢付近の平均年収(企業規模10人以上)は、表1の通りです。 表1
※総務省統計局「令和5年賃金構造基本統計調査」を基に筆者作成 表1より、20代の前半と後半では賞与に30万円ほどの差があるため、年収にも開きがあることが分かります。ただし、性別や企業規模、業界、職種などによっても給与やボーナスの額は異なる可能性があります。 今回のように入社4年目で年収320万円の場合、高校を卒業して4年目の22歳であれば、平均的といえるでしょう。ただし、大卒の場合は平均よりも100万円程度低い可能性があります。
入社4年目で転職するメリット・デメリット
もし現在の会社に不満がある場合や、スキルアップを考えている場合は、転職するのも1つの方法です。しかし、転職にはメリットだけでなく、デメリットも存在します。 入社4年目で転職する場合に考えられる、メリットとデメリットは以下の通りです。 【メリット】 ・年収が上がる可能性がある ・人間関係の悩みが解消する可能性がある ・前職とは違う経験やスキルが得られる可能性がある ・ワークライフバランスを整えられる可能性がある 【デメリット】 ・年収が下がる可能性もある ・1から人間関係を築く必要がある ・受け取れる退職金や企業年金が少なくなる場合がある ・ローンが通りにくくなる可能性がある もし、今後転職を検討する場合は、上記のようなメリット、デメリットがあることを頭に置いておきましょう。 転職について検討する前に、「自分は入社時と比べてどのくらい成長しているか」を振り返ってみるのもよいでしょう。 モチベーションの低下を感じている場合は、ロールモデルとなる上司を見つけると意欲が湧くかもしれません。現在の自分の状況を知り、どのようなキャリアを歩んでいくか再度考えてみましょう。現在の会社で成果を上げ、年収を伸ばす方法もあります。