【京王杯2歳S】単回収率342%の小倉2歳S組に注目 前走内容に“余裕あり”エイシンワンドを推奨
血統解説:エイシンワンド
・エイシンワンド 日本での牝祖は3代母サブミッション。サブミッションは優秀な繁殖で、1999年ダービー卿CT2着、2000年マイラーズC2着などのタイキブライドル、ターコイズS(当時はオープン戦)勝ちのタイキトゥインクルらを輩出した。ファミリーとしてはスピード性能や持続性能が高く、前々で運んで押し切るパターンが得意。また、基本的には芝適性が高い。 本馬は父がディスクリートキャットということで一族の特徴をそのまま伸ばす形の配合だ。前走のように重馬場にも対応可能で馬場が渋っても問題ない。気になる点としては、今回が距離延長だということ。スピードに特化した配合なのである程度引き締まった流れを前々で運びたい。
Cアナライズではエイシンワンドを推奨
今回のCアナライズではエイシンワンドを推奨する。前走新馬戦で2馬身半差Vのレモンバームなど強敵はいるが、1400mまでなら本馬のスピードで押し切れると判断した。すでに重賞を勝利しているが、今回も勝って3連勝といきたい。 相手候補には好データ「前走新馬戦を0.2秒差以上で勝利」に該当するレモンバーム、未勝利馬ながら2戦続けてエイシンワンドにくらいついているクラスペディアを挙げる。 【ライタープロフィール】 貴シンジ 競馬ライター。サラブレッドの血統をファミリー中心に分析する牝系研究家。3つのファクターから構築する「コンプレックスアナライズ」を駆使して競馬予想を行う。WEBサイト『ウマフリ』で「牝系図鑑」も連載中。競馬予想のほか商業誌での執筆、一口馬主クラブ募集馬やセリ馬の血統分析、血統の魅力の伝承、繁殖牝馬の配合提案などを独自の切り口から行う。
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