アクル、クレジットカード不正検知・認証システム「ASUKA」を宿泊予約の「OPTIMA」に全面提供
クレジットカードの不正利用対策用ソリューションを提供するアクルはこのほど、エス・ワイ・エスが展開する宿泊予約システム「OPTIMA BOOKING」と、宿泊施設に特化したレストラン・アクティビティ予約システム「OPTIMA CROSS」に、クレジットカード不正検知・認証システム「ASUKA」の全面提供開始した。「OPTIMA」におけるクレジットカード不正利用の撲滅を推進する。 【画像】「ASUKA」の特徴 アクルは、チャージバック対策システムから保証まで、オンライン上でのクレジットカード決済における不正対策ソリューションを総合的に提供している。物販ECをはじめ、旅行、サービスなど30,000サイト以上のECカード加盟店に導入されているクレジットカードの不正検知・認証ツール「ASUKA」を展開しており、クレジットマスターアタックと呼ばれる大量アタックを始め、第三者不正利用といった不正対策の支援を行っている。 このほど、エス・ワイ・エスが展開する宿泊予約システム「OPTIMA BOOKING」、および宿泊施設に特化したレストラン・アクティビティ予約システム「OPTIMA CROSS」への「ASUKA」の全面提供を開始した。 「OPTIMA BOOKING」は、従来製品の抱えていた課題を解消し、直販予約の最大化を目的とした予約システム。2000以上の宿泊施設に利用されており、導入後のCVRの改善や直販比率向上効果が評価を得ている。2024年4月には、宿泊施設に特化したレストラン・アクティビティ予約システム「OPTIMA CROSS」もリリースした。 近年、クレジットカードの不正利用が社会問題になりつつある中で、国内発行カードにおける番号盗用被害は2023年には504億円となり、年々増加傾向にある。2024年3月に経済産業省が発表した「クレジットカード・セキュリティガイドライン」には、ECカード加盟店が取るべき対策が明記されており、ECカード加盟店はガイドラインに沿ったセキュリティ対策の実施を求められている。 不正利用は矢継ぎ早に起こり、急激に増加する傾向があるため、いかにスピーディーかつシンプルに不正対策を実行できるかがECカード加盟店にとって課題となっている。 「OPTIMA」は、従来より独自の不正対策やEMV 3-Dセキュアを導入して対策を講じているが、不正利用が収まらない状況が続いており、不正利用が発生することで真正な利用者の利用阻害につながることもあり、今回の「ASUKA」の提供に至ったとしている。 アクルとエス・ワイ・エスは、「OPTIMA」利用の宿泊事業者が、より効率的かつ効果的に不正対策を行う環境を整えるべく、「ASUKA」を活用しながらより高い次元での不正対策の実現を目指す考えを示した。
日本ネット経済新聞