オメガ、セイコー、ロンジン…ダイバーズウオッチは小径が狙い目! スーツ姿に合う名品5選
■小径ダイバーズウオッチおすすめ5選
チューダー初のダイバーズへのオマージュ チューダー「ブラックベイ 54」 リューズガードのないすっきりしたシルエットをはじめ、ドーム型の文字盤や風防、スノーフレーク針など、チューダーの初期ダイバーズウオッチのディテールを巧みに取り入れたデザインが好評を博す「ブラックベイ」コレクション。「ブラックベイ 54」は2023年に追加されたモデルで、1954年にリリースされたブランド初のダイバーズウオッチ、「チューダー オイスター プリンス サブマリーナー Ref.7922」の面影がもっとも濃厚な1本となっています。 その印象を決定する最大のポイントは、Ref.7922と同じ径37㎜のコンパクトなプロポーションでしょう。そのほか、小ぶりのリューズ、ゴールドで縁取られた針やインデックス、根元部分が細い分針、分目盛りを割愛してシンプルに仕上げた回転ベゼルなどもRef.7922に倣っており、ヴィンテージ好きの心をくすぐる仕上がりとなっています。 搭載するのは、約70時間のパワーリザーブを誇る、自社製のCal.MT5400。スイスの公式クロノメーター検定機関、COSCのクロノメーター認定をバスした高精度なムーブメントであり、シリコン製のヒゲゼンマイにより磁気帯びの心配も大幅に軽減しています。ヴィンテージなルックと現代的なパフォーマンスを両立したダイバーズウオッチがお望みなら、間違いない逸品です。
国産初のダイバーズの姿を忠実に再現 セイコー「セイコー プロスペックス1965 メカニカルダイバーズ復刻デザイン 限定モデル」 セイコーは1965年に日本で初めて本格ダイバーズウオッチをリリースしたブランド。防水時計が一般的ではなかった時代に150m防水を実現したその時計は、1966年から4度にわたって南極地域観測隊が装備品として採用したほか、北極、エベレストなどに赴く冒険家などに着用されたことでも知られます。 こちらはその国産初のダイバーズの外観スタイルを徹底的に検証し、38㎜のケースサイズを含め、忠実に復刻したモデルです。ストラップ素材は強化シリコン製へと進化していますが、デザイン的には発売当時に装着されていたファブリック調のラバーストラップそのままというのも泣かせます。 搭載するムーブメントは新たに開発したCal.6L37。セイコーの現行ダイバーズウオッチ専用ムーブメントの中では最小かつ最薄ながら、高い耐衝撃性を誇り、日差+15秒から-10秒の高精度と、45時間のパワーリザーブを実現しています。 セイコーの復刻モデルは毎回高い人気ですが、2023年8月から限定1965本(国内500本)で発売されたこのモデルもすさまじい人気を博し、残念ながらすでに完売とのこと。小径のダイバーズが今、いかに注目されているのかの証拠かもしれません。ぜひとも近々に再復刻してもらいたいものです。