レアル、マンCの“財務規定違反疑惑”の動向を注視か…ロドリ獲得に向けて大きな分岐点に?
スペイン代表MFロドリの獲得が噂されるレアル・マドリードは、マンチェスター・シティの財務規定違反疑惑における審理に注目しているようだ。17日、イギリスメディア『The Athletic』などが伝えている。 現在28歳のロドリは、アトレティコ・マドリードの下部組織を経てビジャレアルのアカデミーに入団。2015年12月にトップチームデビューを果たすと、2018年5月にアトレティコ・マドリードへと復帰した。2019年7月からはマンチェスター・シティでプレーし、昨シーズンは公式戦50試合出場9ゴール14アシストを記録するなど、同クラブの中心選手に成長。今夏に開催されたEURO2024では、最優秀選手賞に輝きながら史上最多4度目の優勝に大きく貢献した。 プレミアリーグ王者で世界最高峰のアンカーに進化した同選手だが、一部のスペインメディアはレアル・マドリードがロドリの獲得に関心を示していると報道。今夏に現役を引退した元ドイツ代表MFトニ・クロース氏の後釜として、来夏の移籍市場での最優先ターゲットに据えながら獲得を狙っていると報じていた。しかし、問題となるのが獲得の際に発生する移籍金だ。来夏の段階でロドリはマンチェスター・シティとの契約を2年残している状況になるため、獲得には1億3000万ユーロ(約205億円)近くの移籍金が発生すると見られている。 そんななか『The Athletic』は、「マドリードはロドリの獲得に興味があるが、実現させるだけの資金がないと考えている」と主張。レアル・マドリードに高額な移籍金を支払う余裕がないと指摘したものの、マンチェスター・シティの財務規定違反疑惑における審理が分岐点になるという。財務規定違反の疑いとして合計115件の告発を受けている同クラブは、2025年初頭に判決結果が確定する予定。仮に有罪となり重い処分が下された場合、レアル・マドリードにロドリ獲得のチャンスが生まれるため、“白い巨人”は審理の動向に大きな注目を寄せているようだ。
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