語り始めた92歳の被爆者 原爆投下から79年 封印した記憶 生き残った後ろめたさ「辛くてもいつかは伝えなければ」ウクライナ侵攻で決心
証言を聞いた中学3年生たち 「今までYouTubeとか動画でしか被爆体験を聞かなかった。自分が次の世代にも語り継いでいかないとなと思いました」 「今の平和な環境や時代がどんなに大切かわかった。これからもこの平和な時代を続けていかなければならないと思いました」 92歳で証言者となった被爆者 才木幹夫 さん 「伝えるの難しいね。もっともっと、ぼく自体が学習しないといけない。ぼく自身のことも学ばないといけない。まだ今からですよ」 1回1回の講話を大切に、これからも語り続けるつもりです。 ◇ ◇ ◇ 才木さんは、いつかは語らなければという思いと、一方で思い出したくないという辛い記憶の間でずっと悩んでいましたが、世界情勢を受けて決心し、語り始めたといいます。 79年前のことを伝える難しさを実感しているとのことで、講話原稿を読むのではなく対話するように語る方がよいのか、視覚的に分かるように写真や資料を増やすべきか、常に考えているといいます。より正確に伝えるため、一中の同窓生にも会いに行って話を聞いたりして学んでいるといいます。才木さんの行動には我々も勇気をもらう気がします。
中国放送
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