地方の銀行とメガバンクでお金を預けると何か違いはありますか? 金利の違いなどがあれば教えてください。
2024年9月に、多くの銀行で金利の見直しが行われました。しかし、地方銀行とメガバンクの金利は完全に同額となったわけではありません。定期預金の金利は、銀行や預金期間により異なる場合があります。 本記事では、地方銀行とメガバンクの違いを紹介し、利用する際のそれぞれのメリットとデメリットについても解説します。各銀行の特徴を把握して、金利をよく見比べたうえで預金先を決めましょう。 ▼定年退職時に、「1000万円」以上の貯蓄がある割合は日本でどれくらい?
地方銀行とメガバンクの違い
地方銀行とメガバンクの大きな違いは、営業地域と顧客層です。地方銀行は、特定の地域で主に中小企業や個人を主な顧客としています。一方、メガバンクは主に営業基盤を大都市に置いており、全国展開で大手企業と多く取引をしています。また、海外での事業にも積極的に取り組んでいます。 ■地方銀行の金利 地方銀行の金利を紹介します。例として、2024年12月時点の横浜銀行の定期預金金利を見ていきましょう。 図表1
出典:横浜銀行「定期預金・スーパー定期」より筆者作成 図表1からわかるとおり預ける期間が長いほど、受取金額が上がっていくことが分かります。
メガバンクの金利
次に、メガバンクを見ていきましょう。例として、2024年12月時点の三井住友銀行の定期預金金利は図表2のとおりです。 図表2
出典:三井住友銀行「定期預金金利・スーパー定期・スーパー定期300」より筆者作成 横浜銀行と同様に、預金期間が長ければ金利により受取金額が上がっていくことが分かります。
地方銀行を利用するメリット
地方銀行の利点として挙げられるのが、支店数の多さです。地方銀行が所在しているエリアでは、至る所に支店やATMが設置されています。また、メガバンクよりも支店数が多いことから、気軽に相談しやすい点も利点といえるでしょう。 さらに、地方銀行は地元の中小企業や個人を顧客としており、地域に所在する中小企業や住民が申請する借り入れに対して、メガバンクに比べて審査が通りやすいです。