プロレスラーの奥田啓介がアクシデントによる出血で無念のドロー。初勝利逃すも「もう1回やるぞー!」【SB】
シュートボクシング(SB)の「SHOOT BOXING 2024 act.4」(8月17日、東京・後楽園ホール)でプロレスラーの奥田啓介(ANIMAL☆PLANET/BLUE DOG GYM)がSB初勝利を目指し伊藤要(シーザージム新小岩)と対戦するも無念のドローに終わり、初勝利はお預けとなった。 奥田はB初参戦となった2018年9月の坂本優起戦ではフロントチョークで失神負け。昨年6月に久々の参戦を果たし銀・グラップリングシュートボクサーズジムと対戦も右まぶたのカットによる出血でドクターストップのTKO負け。9月には金ちゃんと対戦し、得意の投げ技で勝利まであと一歩のところまで追い込むも3度のダウンを喫しTKO負けを喫していた。
1R、サウスポーの伊藤とオーソドックスの奥田。伊藤のパンチを浴びながらも組みに行く伊藤。バックドロップは崩れる。スタンドでパンチから組み付く奥田。フロントスープレックスを狙うが伊藤がこらえる。奥田もパンチで積極的に前に出る。伊藤はインロー、パンチ。奥田はフロントスープレックスも不完全。伊藤も首投げ。これも不完全。奥田は組み付きフロントスープレックス狙うが投げられず。奥田がパンチ、ローから組み付くと伊藤が腰を落とし、注意を受ける。
2R、奥田が右ミドル、右インロー。伊藤はパンチから首投げを狙うと奥田は逆にバックドロップも不完全。再開後、パンチをかいくぐり組に行った奥田だがバッティングがあって左まぶたから出血。ドクターチェックが入るが再開。奥田は組みつきフロントも不完全。伊藤のワンツーで奥田の傷口から再び出血。それでも組み付き投げを狙う奥田。伊藤がワンツーも奥田は構わず詰めて組み付きフロントチョークの体勢に。伊藤がしのぐとここで再度ドクターチェックが入り、ドクターストップ。奥田は「まだできる」と主張し、リングに大の字。有効打によるものではないため、ここまででの採点となったが、ジャッジは19-20、20-19、20-20と割れドローとなった。 奥田はこれでMMA5戦5敗、SB4戦3敗1分と初勝利はお預けとなったが「みんな、もう1回やるぞー!」と会場にアピール。伊藤、和田良覚レフェリー、本部席のシーザー武志会長にも正座して頭を下げてリングを降りた。