麻布十番にできた〈一鳥目 とり松〉が繰り広げる“鶏焼肉”という新しい食の体験!
“地鶏のころころ焼き”は、最後に提供される鶏の腿肉。炭火のフレーバーをまとわせた腿肉を15gくらいのブツ切りにして、コロコロと転がしてワイルドに焼き上げた。噛み切れる適度なサイズながらも、非常にジューシーだ。
“直伝のお食事”では、親子丼かそぼろ丼かをチョイスできる。親子丼は地鶏とタマネギの旨味を抽出した出汁と卵のみというシンプルな仕立てなので、“地鶏のころころ焼き”を合わせてもOK。
そぼろ丼は、軟骨入りのたっぷりのそぼろと濃厚な黄身で、テクスチャーを楽しめる。
“一口冷麺”は、盛岡冷麺がベース。ツルツルとしてコシのある澄んだ卵麺に、鶏肉、キュウリと白髪ねぎがおいしく絡む。醤油が慎ましやかに香り、山わさびがアクセントに。
デザートの目玉は追加料金(+900円~)で味わえる“特製かき氷”。定番はレモン、抹茶の2種類で、季節の果物を使ったフレーバーも用意されている。氷は繊細に削り出されており、シロップと合わさると非常にクリーミー。 ワインの品揃えが豊富で、日本酒なども幅広く取り揃えられている。“クロード カザル カルト オール”(1980円)はバランスのとれた上品なブラン・ド・ブランのシャンパーニュ。熟成期間が36カ月以上なので、しっかりとした骨格が感じられる。“獺祭 磨き 純米大吟醸 三割九分”(グラス 1650円)は華やかな上立ち香と心地よい甘味。繊細な味わいがする鶏肉と、相性が抜群だ。“AKAYANE 生姜トニック”(1320円)は、鹿児島県南九州市にある佐多宗二商店のクラフトジン“AKAYANE 生姜 スピリッツ”を用いたトニック。生姜の爽やかな風味が広がるので、食前、食中、食後のどれにもぴったりだ。
鶏肉が苦手な女性はほとんどいない。目の前で焼き上げてくれる鶏焼肉はとても貴重なので、彼女も新しい食体験にきっと感動してくれるんじゃない?
●一鳥目 とり松
住所:東京都港区麻布十番1-5-13 ニュー高雄ハイツ 1F 営業時間:17:00~23:00(22:30LO) TEL:03-4577-6529 ※サービス料別
文=東龍