”命知らず”の名をもつ最新ランボルギーニ・テメラリオ爆誕!。サーキット走ればレヴエルトより速いんです!!
新開発の高回転型V8エンジンの通給圧はなんと2.5barだ!
電動化とはいったい何なのか? フラッグシップのV12レヴエルトといい最新テメラリオといい、形式上PHEVなれど、ランブルギーニの手腕は鮮やかです。無論、バッテリーを搭載するので車重は増えますがそれも最小限。同社が電動化モデルをHPEV(HPはハイパフォーマンスの略)というのも納得できます。 この記事の他の画像を見る
ウラカンの後継機種テメラリオは同社の伝統に則り車名の由来は闘牛になりますが、テメラリオはメキシコ原産のファイティングブル。その名を日本語に訳すと「無謀」とか「命知らず」となるそうな。いずれにせよ勇ましいのは確かです。
ミッドに収まるエンジンは5.2LのV10NAから4LのV8ツインターボに変わりました。ランボルギーニ自身がクルマより早く発表したパワーユニットだけに肝いりの開発が行われたらしく、新規開発であることを強調。CEOのヴィンケルマン氏も同社の今の財力から流用の必要性はなかっというように、もうアウディの影はチラつきません。
エンジンはいわゆるホットV式であり、エキゾーストとターボシステムをV字のバンク内にレイアウト。画像からもわかるようにタービンのハウジングがかなり大型でなんと過給圧は2.5barと強烈。エンジン単体の最高出力は800ps。前2、後1と3つのモーター出力と合算したシステム総合出力は920psを誇ります。
補足ですがメーカー公称値の単位はcvであり、コレはpsと同じメートル法に由来しますので表記上、本稿ではpsを採用。ただし、hp(あるいはbhp)換算すると907hpなので海外の記事をお読みになる際は脳内変換がお約束。
スペックの詳細のかなりの部分は日本の公式HPでもオープンになっていますのでご参照ください。取り急ぎザックリとテメラリオのデータをまとめます。
【Lamborghini Temerario】 ボディサイズ:全長4706×全幅1996×全高1201mm ホイールベース:2658mm トレッド:1722 / 1670mm サスペンション形式:ダブルウィッシュボーン 乾燥車重:1690kg 重量配分:43.4 / 56.6% エンジン形式:V型8気筒ツインターボ 総排気量:3995.2cc ボア×ストローク:90×78.5mm 圧縮比:9.3 最高出力:800ps / 9000-9750rpm 最大トルク:730Nm / 4000-7000rpm フロントEアクスル:220kW / 3500rpm システム出力:920ps トランスミッション:8速デュアルクラッチ式 パワーウエイトレシオ:1.84ps