”命知らず”の名をもつ最新ランボルギーニ・テメラリオ爆誕!。サーキット走ればレヴエルトより速いんです!!
パワートレインのレイアウトは前方から前輪用のEアクスル(2モーター)、センタートンネルに3.8kWhのバッテリーパック、10000rpmまでレブリミッターが当たらない高回転型のV8エンジン、後輪用モーターとクラッチ、中空シャフト新採用の8速トランスミッションの順。基本レイアウトはレヴエルトと変わりません。
ワイのポンコツな語学力を駆使したところ、このバッテリーパックはおそらく普通充電で30分あれば満充電。走行中もチャージモードがあるので6分走ればダイジョーV。この辺もほぼレヴエルト同様です。
スペックを眺めていると由々しき問題が発覚。最高出力でレヴエルトの10%落ちなテメラリオながら、車重を比較すると82kgも軽量です(装備内容で多少変わります)。
さらに、空力によく効く「Allegeritta Pack」装着すると、大部分がカーボン製だけに最大27kgも軽くなっちゃうとか。ダウンフォースましましドラッグ低減の効果は確実にサーキット走行で威力を発揮します。ブレーキだってフロントは10pot。鈴鹿を走ったらタイムは確実にテメラリオが速いこと間違いなし。
そもそも成り立ちが違うキャラクターの異なる2車なので比較論はミスリード。しかし、レーシングなスポーツドライブで気持ちのいい汗かくならテメラリオが最良の愛機となるのは確実です。
アルミ製シャーシの剛性が上がった、新シャーシの恩恵で車内空間にゆとりが生まれたウンヌンのハナシはさておき、モーターを組み合わせたエンジンの可能性ってじつに素晴らしい! 前後に プロペラシャフト通さずにAWDを実現し、さらに精緻なトルクベクタリングを可能とするのだから差し引きプラスになるて寸法です。
ちなみにトリビアとしてはドアガラス後部の小さな三角の部分だけアクリルで、あとの4枚は高強度ゴリラガラス採用です。あと、サーキット走行時などテレメトリーデータを記録させることも可能ですから攻略時に役立ちます。さらにアップルウォッチと連動させてドライバーの心拍数なども表示させることが可能とか。
こうなると近い将来「ブレーキが甘い!」とか「ココでアクセル入れろ!」とかAIによるコーチングもOKという可能性も。もはや電動化というより電脳化したスーパーカーがデフォルトになる時代がやって来たのかもしれません。続報が入り次第、さらにレポートをお届けしたいと思います。ではまた! Text:Seiichi Norishige
教重 誠一