イサクとアンリ(C)Getty Images

元イングランド代表のセオ・ウォルコット氏が、ニューカッスルのスウェーデン代表FWアレクサンデル・イサクを絶賛した。イギリス『BBC』が伝えている。 【順位表：プレミアリーグ】シーズン序盤の上位争いの行方は？ 2019年に加入したレアル・ソシエダで台頭し、2022年8月にニューカッスルに加入した25歳のイサク。192cmという長身ながら足元の技術にも優れていることから、母国スウェーデンの史上最高の選手の一人“ズラタン・イブラヒモビッチ2世”とも称されている。加入2年目を迎えた昨季はプレミアリーグで30試合21ゴールを記録すると、今季もここまで9試合4ゴールを記録しており、世界最高峰のリーグで相手の脅威になり続けている。 同メディアの番組「マッチ・オブ・ザ・デイ2」に出演したウォルコット氏は、そんなイサクを「まだまだ成長の可能性がある。ニューカッスルは良いチームだが、彼はもっと良いチームに入れば、もっと輝くだろう」と更なるポテンシャルの高さを評価。その後、現役時代の古巣アーセナルのレジェンド、元フランス代表FWティエリ・アンリ氏を引き合いに出し、「この世代のアンリ」と称した。 「イサクはスピードもあり、体力もある。ボールを落ち着いて扱うこともできる。ピッチ上で退屈しないタイプの選手で、だからこそ止めるのが難しい。中には『ボールが来ないし、絡めない』と思って集中力を失う選手もいる。しかし、イサクはそれにも適応でき、9番としてうまくいかなければ、10番としてプレーするために下がったり、ウイングに出たり、彼はピッチのどこでも快適にプレーできる」 「ポジションをローテーションでき、前線であらゆる役割を果たせる能力は、彼が脅威となる理由の一部だ。選手として彼は現在のプレミアリーグで非常にユニークな存在で、私は彼がティエリ・アンリに最も近い存在だと思っている」 「彼はこの世代のアンリと言える。そして、（アンリが苦手だった）空中戦にも特徴がある。ディディエ・ドログバ、マイケル・オーウェン、アンリをミックスしたような感じだ。サイドではセオ・ウォルコットのスピードも少し加わっている。悪くない組み合わせだろ？」