新NISA開始ラストスパート! 解決しておくべき6つの疑問について解説
新NISA開始まで間もなくです。 現行NISAと比較して大幅にアップデートされたということもあり、多くの注目を集めています。 既に多くの証券会社で積立予約も始まっており、まさにラストスパートといった感じです。 新NISAについては筆者も複数の記事で解説してきましたし、書籍やSNSなどでもその概要に触れることができます。 多くの方がその内容について理解されていることと思いますが、まだはっきりとわかっていない点もあるかもしれません。 今回は新NISA開始までにしっかりと解決しておきたい疑問点について解説します。
1. 現行NISA口座は自動で新NISA口座に切り替わる?
現行のNISA制度で投資している場合は何も手続きしなければそのままその証券会社で新NISAの口座が開設されます。 既に自身のマイページで新NISA口座が開設されていることが確認できます。 今使っている証券会社に不満がない場合は、特に手続きする必要はありません。 現行つみたてNISAで投資している場合 積立設定については確認しておくことをおすすめします。 特に毎月5万円のクレジットカード積立を行なっており、33,333円はつみたてNISA、残りを特定口座で設定している場合、設定変更を行わないと来月からも特定口座での買付が継続されます。 新NISAで拡大された非課税枠を使わないのでもったいないです。 該当される方は今一度確認しておきましょう。
2. 現行NISAで投資している資産はどうなる?
現行の一般NISA、つみたてNISAで投資した商品はそのまま旧NISAとして保有、運用を継続できます。 自動的に新NISA口座へ移し替えられたりすることはありません。 もちろん新NISAが始まるからといって売却する必要もありません。 これは新NISAから証券会社を変更する場合も同じです。 よくある質問:現行NISAを売却して新NISAで改めて投資をした方が良いか? ほとんどの場合、現行NISA分は売却せず、そのまま保有する方がいいです。 一般NISAであれば5年間、つみたてNISAでは20年間、非課税での運用が可能です。 ここでの非課税枠は新NISAの非課税枠とは別枠でカウントされるので、可能な限り現行のNISA制度で運用を続ける方が非課税枠の恩恵を受けられます。 一般NISAでもうすぐ非課税期間が終わる場合は出口戦略を考える必要がありますが、多くの方はつみたてNISAを活用されていると思います。 新NISAが始まってもつみたてNISAで投資した分は売却せず、そのまま保有しておきましょう。