新NISA開始ラストスパート! 解決しておくべき6つの疑問について解説
3. 特定口座(課税口座)で投資している資産は売却して新NISAへ移すべき?
これは状況によりけりなので判断が難しいこともありますが、基本的には 「手元キャッシュで早々に新NISAの枠を全て使い切れる方」以外は売却して新NISAで投資する方法がベター かと思います。 既に新NISAで1,800万円の投資を最速(5年間)でできる状況にある方は、既存の特定口座をわざわざ売却して課税する必要はありません。 そのまま投資を継続して問題ないでしょう。 ただしそういった方は少数派だと考えます。 多くの方は毎月コツコツ、長い期間をかけて新NISAを活用すると思います。 米国株や世界株といった資産は長期で見れば成長していきます。 つまり現在保有している特定口座の資産は今後も成長し、利益が大きくなっていくことが想定されます。 利益の大小によって課税額が変わります。 まだ利益が小さいうちに売却して新NISAに移しておく方が課税額が少なくて済む場合がほとんどでしょう。
4. 新NISA口座はどこの金融機関で作るべき?
SBI証券、楽天証券といった大手ネット証券をおすすめします。 取扱商品やかかる手数料、アクセスのしやすさを考えればネット証券に軍配が上がります。 実店舗があって窓口で相談できる方が安心と考えている方もいるようですが、もう時代は変わっています。 ネット証券でもチャットやコールセンターなどの手段が設けられているので自宅から相談可能です。 〇〇Payなどのキャッシュレス決済、ネット銀行なども最初は戸惑うこともありますが、今では日常生活に欠かせないものとなっています。 現金決済をすることの方が少なくなり、大手銀行のATMに並ぶことも今ではほとんどありません。 ネット証券でも店舗型証券会社、銀行同様に安全に投資が可能です。 ネット証券を使われていない方はこれを機にネット証券に変更されることをおすすめします。 2024年のスタートには間に合わないかもしれませんが、後々のことを考えるとその方がよいでしょう。