７回、右越え本塁打のフォードを笑顔で出迎える青山２軍監督（中央）

　「ファーム日本選手権、ソフトバンク２－６ＤｅＮＡ」（５日、ひなたサンマリンスタジアム宮崎） 　ＤｅＮＡが初出場で初優勝を果たした。六回にフォードの２ランを含む一挙６得点のビッグイニング。ウエスタン王者のソフトバンクを圧倒した。 　四回に戦力外通告を受けた大田の安打から好機を広げると、益子の２点タイムリーで先制したＤｅＮＡ。さらに六回、無死一塁から「すごくいい気分です。真っすぐを狙っていて追い込まれていましたが、うまく打てました」とフォードの２ランで貴重な追加点をたたきだすと、ここからさらに４連打で１点を加えた。 　さらに七回には１死から右翼へ２打席連発の一発。当初はフェアと判定され三塁まで激走したが、審判団の協議により本塁打に判定が覆った。価値ある一撃に「２本目のホームランを打ててすごくうれしいです」と満足げな表情で語った。戦力外通告を受けた大田は七回に内野安打を放ち、マルチ安打と存在感を発揮した。 　投げては先発の育成枠・庄司が６回４安打無失点、６奪三振の快投。気迫を前面に出した投球でソフトバンク打線に付け入る隙を与えなかった。七回を石川、八回を三嶋が無失点に抑え、九回は森唯が２ランを被弾したが、リードを守り切った。