「人手不足倒産って言っても…」働きたい50代60代は雇ってくれない! アラフィフ女子の嘆きに共感「不足という割に人を選ぶという矛盾」
希望職種は一般事務、派遣会社に登録しても40歳過ぎてからは全く採用されず
――またアラフィフになってからの就職活動もとても厳しいとのことですが。 「就職活動をする前は、契約社員として働いていました。今は求人に応募しても通りません。派遣で働いていたこともあり、派遣に登録して応募しても社内選考でお断りのメールばかりで、次のステップにも行けません。派遣のお断りは40歳を過ぎてから、全く採用に至ってはいません。職種は一般事務です。自分はずっと事務職をしてきたので、Excel、Wordを使いこなし、MOSの資格を取っていて、資格欄にも記載しています。 なのに、派遣のカウンセリングや就職活動の面接時に、相手は年齢で判別するのか、外見で判別するのか分かりませんが、『Excel、Word使えますか?』『ブラインドタッチできますか?』と質問されます。事務職をずっとやってきて、昭和じゃないのだから、PCを使って仕事しているのに、そういう質問をされると、一体この人たちは自分をどういう風に見ているのだろう? 40代は何もできないお年寄りに感じるのだろうか? と思ったことは何度もあります」 ――資格欄に書いてあるのに、できるかどうか質問されるのですね。 「そうです。また50代60代求人で検索すると、上がってくる仕事は清掃、介護、警備がほとんどです。今まで事務職をしてきた人間にいきなり体を使う仕事をやらせ、体が痛い、と言うのはわがままでしょうか…自分が企業に求めること、世間に求めることはありますが、責任や面倒を負わずに逃げ切りたいと思っている人、企業が大半だとみられるので、何も改善されないだろうな、と感じます」 あうんさんが投稿するきっかけとなった、人手不足で倒産した企業が増えているという報道。若い世代の人たちが職場や仕事が合わず離職したり、キャリアアップのために転職したりすることなどが原因のよう。とはいえ、シニアの就労支援をするエージェントなども増えており、企業が経験やスキルをいかして働きたい50代60代を積極的に採用していくことで人手不足は少しずつ解消されるのでは?と思います。 (まいどなニュース特約・渡辺 晴子)
まいどなニュース