愛知独自の緊急事態措置は継続 大村知事が会見(全文1)引き続き感染防止対策が必要
3つに区分けして順次休業要請を緩和
県民の皆さまの命を守り、1日でも早く安心な日常生活と活力ある社会経済活動を取り戻していくため、今後とも社会経済活動とのバランスを取って感染症対策に万全を期してまいりますので、県民・事業者の皆さまには何とぞ引き続きご理解とご協力のほどをよろしくお願い申し上げます。県民の皆さまと一体となって、オール愛知でこの新型コロナウイルス感染症を克服してまいりたいと考えておりますので、何とぞよろしくお願いを申し上げます。 ということで、県民・事業者へのメッセージを発出させていただきます。また、あす午前10時から愛知県の対策本部会議を開催いたしますので、あらためてその場におきましてもこのメッセージをご説明し、発出をさせていただきたいというふうに思っております。 そして続きまして、このメッセージにもありました事業者の皆さまへの休業要請の緩和、業態ごとにということでございますが、それが次のペーパーでございまして、ご覧いただきながらお聞きをいただければというふうに思っております。愛知県緊急事態措置の休業協力要請等についてということでございます。これは3つの区分に業態の性格として分けさせていただきました。それはクラスターの発生の有無など感染率に即して3つに区分をし、順次、休業要請を緩和していく。先ほど申し上げましたように社会経済活動のレベルをステップ・バイ・ステップで引き上げていくということでございます。
施設区分1、2の休業要請を緩和したい
そしてまず区分1が、クラスター実績がなく、かつ県民の健康的な生活に資する施設ということで、美術館・博物館等ということでございます。その次のペーパー、3枚のものになっておりますが、この一覧表のうち、マル2と別表2の青い部分ということでございます。これが区分1。そして区分2はクラスター実績がない劇場・映画館・商業施設等ということで、別表の1、別表の2の緑色の部分であります。そして区分3はクラスターの実績がある施設と、3つの密を招く施設、3つの密がある施設ということで、別表の1のマル1、マル2の赤い部分ということでございます。これは遊興施設、遊戯施設、運動施設、そしてまた1000平米以上の、集会の用に供する宴会場等、あるいはホテル、旅館ということでございます。そういう3つの施設の区分分けをいたしました。 そして今回は、この施設区分の1、2につきまして、休業要請を緩和したいというふうに思っております。ただ、その事業者の皆さまには、順次、営業の再開・継続ということになるわけでございますが、当然のことでありますが、その前提として徹底した感染防止対策をお願い申し上げたいというふうに思っております。それは入場制限でありますとか、入場の前の手指消毒等々、それからマスクの着用、そしてまた、適度な距離ですね。人と人との距離をしっかり取って密になることを防ぐ。密閉・密集・密接、この3つの密を徹底的に避けていただく。換気をやっていただくと。そうしたことを、これはあらためて私どもの緊急事態措置および関連のものについて、お示しをしたいというふうに思っておりますので、よろしくお願い申し上げたいというふうに思います。 なお、また本日付でございますが、政府のほうが言っておりますが、各業態ごとにいろんなガイドラインを作るというふうに言っておりますので、感染拡大防止の手順・対策・手法、そうしたものがガイドラインに示されると思いますので、何とぞよろしくお願いを申し上げます。そして施設区分3につきましては、これは今しばらくの間、休業の協力をお願い申し上げたいというふうに思っておりますので、よろしくお願い申し上げます。