「友好関係さらに深まる機会に」天皇陛下、ご訪英前の記者会見全文
--先ほど今回の御訪問でオックスフォード大学の皇后陛下と初めて一緒に行かれる話がありましたが、これまでのお二人のお話の中でオックスフォード時代についてよく出るトピックスや、お話はありますか。また、今度お二人で行かれたときに是非二人で見てみたいところ、会いたい方とか、もしいらっしゃれば教えていただければと思います
「オックスフォードの2年間は、私たち二人にとって、本当にいろいろなことがあって、一言ではとても表現できないような日々でした。オックスフォードでのそれぞれの学生生活について、楽しかったこととか、研究の話、あるいはどういった方々とお会いしてどのようなことをしたかとか、そういった話をすることがあります。雅子からは早朝に起きてボートの練習に参加した話などを聞くことがありますし、私自身も回数は限られていますけれども、テムズ川でマートン・コレッジのボート部の人たちと一緒に練習をしたことがあり、そういった共通の話題もあります。雅子は、先ほどもお話ししたように、オックスフォードでは国際関係論を研究しており、私はテムズ川の水上交通について研究していたので、研究分野は違いますけれども、研究に対するアプローチとか、先生と学生とが1対1で対面するチュートリアルの授業とか、あるいはセミナーとか、そういった話題もあります。ただ一つだけ避ける話題としましては、オックスフォードで私はマートンに行って、雅子はベイリオルに行ったわけですが、どちらのコレッジが古いかという話があります。これはお互いが自分たちの方が古いと主張していて、なかなか結論が出ないところのように聞いております」
--先ほどの質問とも重なるんですけれども、そうした共通の場所で非常に濃厚な思い出をお二人とも持ってらっしゃるということが、両陛下のの中でどんな役割を果たしているのかという点と、陛下はよく、思い出の写真を御訪問先にお持ちになりますけれども、今回イギリスに恐らくお写真をたくさんストックされてると思うんですけれども、現地にお持ちになる予定がおありかどうかお聞かせください