子ども食堂、1万カ所超える 物価上昇で活動困難も NPO調査
認定NPO法人「全国こども食堂支援センター・むすびえ」(東京)は11日、地域の子どもらに無料か低額で食事を提供する「子ども食堂」が全国で1万866カ所開かれているとの調査結果を発表した。 昨年度から1734カ所増え、初めて1万カ所を超えた。一方、物価上昇により、活動が難しくなっているケースもあるという。 同法人は増加の要因として、政府や自治体が子どもの居場所づくりに関する政策を進めていることや、企業による食堂の運営が広がっていることを挙げた。湯浅誠理事長は記者会見で「子ども食堂を立ち上げる人や応援しようという人が全国にあふれている状態を祝福したい」と述べた。