「シールド」デザインのファニー顔、フォードのコンパクト『プーマ』にEV登場、航続は最大523km
フォードモーターは12月3日、コンパクトカーのフォード『プーマ』のEV、『プーマ Gen-E』を欧州で発表した。 フォード プーマ Gen-E
エクステリアデザインは最新世代のプーマの精神を受け継ぎながら、より独特で空力性能に優れたものとなっている。従来のグリルに代わる大胆な「シールド」デザインが採用され、フォード『マスタング マッハE』からインスピレーションを得た新しい顔つきとなっている。
スポーティなリアスポイラーとユニークなアルミホイールデザインがEVらしさを演出し、空気抵抗を低減してさらなる性能向上に貢献している。
新しい電動パワートレインにより、プーマの走行体験が向上し、13.1kWh/100kmという優れた効率性を実現した。1回の充電で最大376kmの走行が可能で、長距離ドライブも射程圏内に入る。さらに、都市部での走行では最大523kmまで航続距離が延びるため、数日間充電なしで都市内を移動できるという。
高速充電器を使用すれば、10%から80%までの充電に約23分しかかからない。また、0-100km/h加速は8.0秒と滑らかで、ステアリングレスポンスも向上している。
プーマの革新的な「メガボックス」ブーツ収納スペースは、「ギガボックス」に進化し、後部座席を立てた状態で最大574リットルの荷物スペースを確保できる。これは一部の大型SUVよりも広いという。さらに、ガソリンエンジンがあった場所には43リットルの「フランク」(フロントトランク)が設けられ、荷室が満杯でもアクセサリーを収納できる。
レスポンス 森脇稔