＜ヤクルト契約更改＞来季の目標に33盗塁を掲げてポーズを決める西川（撮影・尾崎　有希）

　ヤクルト・西川が東京都港区の球団事務所で契約更改交渉に臨み、1700万円アップの年俸3300万円で更改。 【写真あり】「プロ野球チップス」カード　選手プロフィルに誤表記が…謝罪 　楽天から移籍1年目の今季は2年ぶりの3桁となる113試合に出場して打率・260、24打点1本塁打をマークした。俊足巧打の外野手として好守とともにチーム最多の10盗塁。それでも「（初のセ・リーグで）初めての投手が多くて難しさもあったし、盗塁はもう少しできたと思う。来年（4月で）33歳になる。33盗塁したい。（盗塁王を）獲れたらいい」と史上2人目の両リーグ盗塁王を目標に掲げた。 　日本ハム時代の14、17、18、21年に盗塁王を獲得。今季セ・リーグ盗塁王は19盗塁の阪神・近本で、33盗塁達成なら十分に狙える。過去セ、パ両リーグで盗塁王に輝いたのは阪急（56、57年）、中日（62年）で獲得した河野旭輝一人しかいない。そのために「今からスピードを上げるのは難しいが、陸上選手の（走る）技術を勉強している。トレーナーと（どうやって技術を取り入れるか）詰めて話している」と話し、オフも休まずにトレーニングを続けている。 　あと94安打に迫っている通算1500安打も「早い段階で達成したい」。年俸も「3」並びの3300万円にアップした西川が、プロ15年の来季に史上2人目の記録に挑む。