体温が高い人は代謝もいいってホント?真相を専門家に直撃!【美容の常識ウソ?ホント?】
代謝がいい人は汗をかきやすい?
「いいえ。ひとつの説として代謝がよい人はエネルギーを消費する際に、たくさんの熱を発生させているので、体温が高く、汗をかきやすいとも言われています。しかし、体温と同じように、汗についても体温調節機能が関係しているため、一概に代謝がよい人は汗をかきやすいとは言えません。 代謝が悪くても汗をかきやすい人もいます。たとえば、太っている人の場合は体温調節機能の低下により、体内にこもった熱を発散するために体が大量の汗を出します。この場合は代謝がよいから汗をかいている訳ではありません。一方、代謝がよくても汗をかかない人もいます」
代謝が上がったことを実感できるサインはある?
「はい。運動などを行っている人であれば、“疲れにくくなった”と感じたときが、そのサイン。筋肉量が上がって、体のなかで代謝が活発に行われている証拠です。 逆に、日常の活動でもすぐに疲れる、という人は代謝が悪いサインかもしれません。そういう人は疲れたときに甘いものが欲しくなることが多いかもしれません。でも、疲れを糖で解決しようとすると血糖値スパイクが起こってしまい、余計にだるさが増してしまうこともあります。疲れているときは甘いものでなく、代謝の燃料となるビタミンB群やカルシウム、亜鉛といったミネラルを意識して摂るのがおすすめですよ。 ■教えてくれたのは....ワイズ製薬株式会社・久保木 彰一さん 昭和薬科大学薬学部薬学科卒業 。北京中医薬大学日本校卒業。薬剤師資格だけでなく国際中医薬膳師・調理師免許も保有。大手ドラッグストアーに勤務後、調剤薬局に勤務、神奈川県鎌倉市薬剤師会に所属し、在宅医療を中心に地域包括ケアの一員として活躍。その後、現職のワイズ製薬で化粧品及び健康食品の商品企画開発に従事。お客様の痛い・苦しいを取り除くために日々奮闘中です。プライベートでは二児の父で、育メンを目指しています。