ミクシィ、決算説明会(全文1)チケットキャンプ、第三者委員会に関する報告
2018年3月期、第3Qの決算説明
森田:本日はお忙しい中、ご足労いただき誠にありがとうございます。それではまず私のほうから、2018年3月期、第3クオーターの決算説明をさせていただきます。本日の流れでございますが、まず初めに財務状況のご説明。続いて事業状況のご説明をエンターテインメント事業、それからメディアプラットフォーム事業の順番でさせていただきます。 では財務状況のご説明となります。2018年3月期、第3クオーターでございますが、売上高が421億円。営業利益が109億円。当期純利益が1700万円の損失という着地となっております。こちら、主に当期純利益が1700万円の損失となった要因につきましては、チケットキャンプという事業を2017年12月にサービス終了を決定しておりますので、こちらの特別損失の計上で一時的に当期純利益が減少しているという状況となっております。 続きまして、連結業績予想の進捗状況でございます。2017年12月に期初、発表させていただいた業績予想から一部、当期純利益につきまして修正をさせていただきましたが、あらためて数字のほうをご案内申し上げますと、売上高が2000億円。営業利益が700億円。そして修正後の当期純利益が402億円という数字に対しまして、第3クオーター、終わった時点での進捗率はおおよそ69%程度となっております。こちら、進捗の状況でございますが、おおよそ昨年度、2017年3月期と同程度の進捗率となっております。 続きまして、セグメント調整後のEBITDAでございます。連結売上高の四半期推移でございます。こちらのグラフを見ていただけると分かるとおりなんですけれども、第1クオーター、第2クオーター、第3クオーターと、若干、売り上げのほう、減少傾向にありますが、第4クオーターにつきましては直近1月の締まった数字であったり、また2月の現時点での進捗状況を加味いたしますと、およそ売上高が570から600億程度で着地見込みとなっておりますので、この傾向がずっと続くということではなく、第4クオーターにつきましては回復をする見込みとなっております。 続いて、売上原価の四半期推移でございます。販管費の四半期推移でございます。こちら、大きく2つ補足させていただきますと、まず決済手数料でございますが、こちらにつきましてはエンターテインメント事業、主に『モンスターストライク』の12月度の未消化オーブ、こちらゲーム内通貨の未消化オーブの影響により、一時的に比率が上昇しているという状況になっております。こちら、もうちょっと詳しく説明をいたしますと、われわれ、『モンスターストライク』につきましては、ゲーム内の通貨、オーブというゲーム内通貨を購入して、それをゲーム内で消費することで売り上げを計上しているんですけれども、経費の計上につきましては、まずゲーム内通貨を購入した段階で決済手数料というものが計上されます。ただ、売り上げにつきましては、その購入したゲーム内通貨のオーブを消費した段階で、われわれは計上いたします。 で、1年で、実は1月1日というのは、一番売り上げが高くなる日でございまして、毎年の傾向なんですけれども、1月1日にオーブを消費するために、かなり多くのお客さまが12月にゲーム内通貨のオーブを購入をいたしております。そうすると決済手数料というコスト自体が12月に計上されるんですけれども、売り上げ自体は1月にずれ込むという状況が発生しておりまして、そういったある種、『モンスターストライク』というゲームの特殊な課金形態によりまして、一時的に決済手数料が12月、第3クオーターに計上されているという状況になります。 また、広告宣伝費も比較的、ほかのクオーターに比べて多くなっているんですけれども、こちらのほうは『モンスターストライク』、毎年、周年企画としてイベントを行っておりますので、こちらのほうの計上と、あとは、年末年始にこれまでの期と比べて非常に強めにユーザー還元施策であったり広告宣伝を行っている関係上、広告宣伝費が多く計上されているという状況になっております。 以上、財務状況のご説明となります。続きまして、事業状況について、エンターテインメント事業よりご説明を差し上げます。 第3クオーターのトピックスといたしましては、10月、11月、12月と、主に『モンスターストライク』で「モンスト」の4周年のキャンペーンから始まりまして、ご覧いただいたとおり、かなり多くの施策、実施してまいりました。これ、1つ1つご説明を差し上げたいところなんですけれども、お時間の都合上、先ほどちょっとお話に上がりました、年末年始のユーザー還元施策を中心に、施策のご紹介をさせていただければと思っております。 まず、ユーザー還元施策、年末年始ですね、いくつかキャンペーンのほうを行っております。1つはクリスマスシーズンに、「モンスト」のサンタになれるくじという、ユーザー還元施策、これはアプリ内のくじで当選した豪華賞品を、ほかのもう1人にもプレゼントできるという一風変わったキャンペーンを実施いたしております。また、銀だこさんとコラボいたしまして、ゲーム内のキャラクターを育てると実際にたこ焼きが1舟と言うのですかね、無料でいただけるようなキャンペーンも実施しております。そして12月31日の大晦日につきましては、総額4億円が当たる「モンストBINGO」ということで、こちら、日本だけではなく台湾、香港、マカオを加えた世界4か国でリアルタイムでビンゴを配信いたしまして、お客さまに喜んでいただく。こういった企画も行いました。以上、簡単ではございますがエンターテインメント事業のご説明となります。 続きまして、メディアプラットフォーム事業のご説明です。メディアプラットフォーム事業の状況でございますが、こちらのグラフのとおり、全体的に右肩上がりで進捗はしております。特に2018年3月期で、大きく売り上げに貢献したのはノハナというサービスでございまして、こちらは1年に1回、ノハナ年賀状というサービスを提供しております関係で、一気に売り上げがぐっと伸びているという状況になります。そのほかのサービスも比較的順調に進捗しておりますので、結果としては全て合算して、いい傾向の数字が出たということになっております。ただ、先ほどご報告させていただきましたけれども、2017年の12月に、こちらメディアプラットフォーム事業の1つでありますチケットキャンプのサービス終了を決定しておりますので、第4クオーターにつきましては数字のほう、落ち込む見通しとなっております。 以上、簡単ではございますが、決算についてのご説明とさせていただきます。ありがとうございました。