【バイク紹介】ヤマハ「XSR125」|125クラスとは思えない存在感のフルサイズネオクラシック
XSRらしいスタイルに本格的なメカニズムを搭載
2021年に欧州で発表されて、大きな反響を呼んだXSRシリーズのエントリーモデルであるヤマハXSR125。日本では2年後の2023年12月から販売がスタートされたが、このクラスへの導入は待ち望まれていたことだった。 【写真はこちら】「XSR125」の全体・各部・走行シーン、カラーは4色 2019年以降、国内での原付二種ギア付きモデルの需要が高まり出荷台数も増加。なかでも20代のライダーが増えている状況であったため、ヤマハからも125ギア付きモデルの登場が待たれていた。しかし、コロナ禍で世界の流通に影響がある時期に突入。我慢の数年間を経て、国内に登場したのがYZF-R125、MT-125、XSR125。125クラスでありながらフルサイズスポーツという大きな魅力を持った3機種だ。 XSR125はスタイリングが兄貴分のXSRシリーズに通じる、いわゆる「XSRらしさ」がポイント。XSRらしさとは「最新パフォーマンスと不変的価値のコントラスト」「タイムレス・レーシング・スピリット」「上質さを際立たせる素材表現」「個性を反映できるカスタムの楽しさ」で定義され、「先進×レトロ」を調和する丸形LCDメーターや、面構成にこだわりニーグリップしやすい燃料タンク、オーセンティックな雰囲気を演出するとともにライディングポジションの自由度が高いタックロールシートなど、車体を構成する各所に反映されている。 エンジンはMT-125と共通の124cc水冷単気筒。可変バルブタイミング機構のVVAを搭載し、15PSのパワーを発揮する。車体関係もスチールデルタボックスフレームに倒立フォークと本格的なものとなっている。装備面も豪華で、LEDヘッドライトやデジタルメーターなどを採用しており、ひと昔前の125クラスとは比較にならないほど、豪奢な作りで、登場以来、幅広いユーザー層を獲得している。
オートバイ編集部