チュ・ジョンヒョク“日本ドラマ出演”の夢かなう 松たか子ら豪華共演陣と「親しくなれた」
俳優の松たか子が主演、多部未華子、松坂桃李、星野源、チュ・ジョンヒョクらが共演する、TBS系新春スペシャルドラマ『スロウトレイン』が、2025年1月2日午後9時から放送される。ドラマ『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』『正直にお伝えします!?』などで注目を集め、今作が“日本ドラマ初出演”となるジョンヒョクが、このほどインタビューに応じた。 【写真】松坂桃李ら豪華キャスト陣 場面カットを先行公開! オリジナルの物語で、脚本を同局ドラマ『アンナチュラル』『MIU404』、放送中の日曜劇場『海に眠るダイヤモンド』や映画『ラストマイル』などを手掛けた野木亜紀子氏が担当。家族の在り方を描く新時代のホームドラマで、松のTBSドラマへの出演は日曜劇場『ノーサイド・ゲーム』以来6年ぶりとなる。 松が演じるのは、長女の渋谷葉子(しぶや・ようこ)。フリーの編集者で未婚。渋谷家の家長として両親と祖母と共に暮らしていた鎌倉の実家で暮らしている。多部が演じる葉子の妹・都子(みやこ)は、30歳を過ぎても職を変え、居場所を変えふらふらしていたが突然、韓国に行くと言い出し、渋谷家は一波乱。飲食関連の投資会社で働く青年オ・ユンス役をジョンヒョクが務める。 日本メディアの取材会に出席したジョンヒョクは、開口一番「はじめまして。私は、オ・ユンス役を演じたチュ・ジョンヒョクです。よろしくお願いします!」と“日本語”であいさつをして場を和ませ、「すごくワクワクしました。子どもの頃から日本のドラマや映画が大好きで『いつか出たい』という自分のリストの中の一つに『日本の作品に出ること』がありました」と笑顔を浮かべた。 自身が演じるオ・ユンス役については「幼少時代を日本で暮らしたという役なんですけれども、とても仕事に一生懸命な人間だと思います。釜山でもお店をやりたいと思っているし、また本人の人生を一生懸命に生きようとしている姿が魅力的な人物だと思います」と解説。 役作りへと話題が及ぶと「最初、監督とはオンラインでミーティングさせていただいたんですけれども、すごい楽しかった記憶があります。その時、ユンスのキャラクターについてたくさんお話をしました。どのぐらい生きてきた人なのか、どんなことに価値観の重きを置いている人物なのか、みたいなところです」と振り返った。 本人にとって大きな挑戦となったのは、日本語での芝居だ。「クランクインの一ヶ月くらい前に日本語の勉強、準備をしました。特に語順が日本語とは一緒でなんですけれど、その部分に慣れるように、自分に馴染んでいくように練習しました」と明かす。 豪華な共演陣に囲まれた撮影現場でも必要以上の気負いはなかったようで「言わば留学生活を日本で送ったようなものですよね。別の国にお友達ができるような感覚にもちろん拒否感はなく、すごく楽しく、むしろ逆に早く親しくなれたかなと思います」とほほ笑みながら回想する。 そして「演じる相手役に対して、自分自身も『ちゃんと大丈夫かな?逆に邪魔になっていないかな?』という確認を演じる度にさせていただきました。冗談も言ったりして、楽しく撮影させていただきました」と語り、撮影の充実感もにじませた。 最後に本作の見どころを求められると「初めての参加した日本のドラマ。とてもワクワクして、同時に反響がすごく気になっています。3人のきょうだいの物語、そして僕が演じたユンスをぜひ楽しみにしていただければと思います」とアピールし「僕の日本語、楽しみにしてください!」と呼びかけていた。 ■『スロウトレイン』のあらすじ 鎌倉に住む葉子(松たか子)、都子(多部未華子)、潮(松坂桃李)の姉弟は、交通事故で両親と祖母を一度に亡くした。月日は経ち、二十三回忌の法事の帰り道。都子が突然「韓国に行く!」と葉子と潮に告げる。この告白をきっかけに、三者三様の姉弟に、“人生”という旅路の分岐点が訪れる。 それまでの「3人での幸せ」から、「それぞれの幸せ」と向き合っていく葉子、都子、潮。そして物語は日本の鎌倉から韓国の釜山へ…。