宮城、中2自殺は「複合的要因」 再調査委が報告書
宮城県亘理町立中2年の男子生徒が2019年に自殺した問題を受け、町の再調査委員会は18日、「SNS(交流サイト)上のトラブル、いじめ、学校で適切な対応が取られなかったことなど、いくつかの要因が複合的に絡み合い発生したといえる」との報告書を公表した。 先に設置された町教育委員会の第三者委員会は22年、いじめを認定しつつも、自殺を引き起こしたかどうかは確認できなかったとの報告書をまとめた。再調査委は、この内容に納得できなかった遺族の要望を踏まえて別の有識者らで設置し、踏み込んだ結論を出した。 遺族は報告書について「時間はかかったが、納得のいくものになった」と報道陣に語った。