Shanling、ブランド初の平面駆動型ヘッドホン「HW600」。110×86mmの大口径ドライバー搭載
MUSINは、同社取り扱いブランドShanling(シャンリン)から、ブランド初の平面駆動型ヘッドホン「HW600」を12月13日(金)より発売する。価格はオープンだが、税込175,230円前後での実売が予想される。 【画像】装着イメージ HW600は、研究開発に約10年の歳月を掛け、マグネットやコイル、ダイヤフラムといった基本的なマテリアルの最適化や、イヤーパッドやヘッドバンドの構造など、細部に至るまで一切の妥協をせずに設計したと謳う。 110×86mmのサイズを誇る大口径の平面駆動ドライバーを搭載。ダイヤフラムはわずか8μmの超薄型設計となっており、歪みのない正確な振動変換効率を実現することで、低域から高域まで伸びやかで優れたフルレンジパフォーマンスと、豊かなダイナミクスを確保するとしている。 ナノレベルの銀メッキを施した高精度アルミニウム合金コイルを採用しており、コイルは蛇行した形状でダイヤフラムに対して水平に配置。精密に設計されたコイルにより導電性を向上させ、ダイヤフラムへの均等な伝達により高解像度なサウンドを実現するという。 回路面では、ネオジウム棒磁石を両面に7本ずつ均等に並列配置した最大1.8Tの高性能な磁気回路を構成。これにより、高効率で応答性能に長けたドライバーユニットを確立し、104dB(@1kHz @32Ω)の高感度設計となっている。加えて優れた応答性能により、ポータプルプレーヤーなど幅広い機器で優れたサウンドパフォーマンスを発揮するとのこと。 さらに、ドライバーの振動効率の向上と低歪みを図るため、最適化されたデュアルリアチャンバー構造を用いている。これにより、ターゲットとするサウンドカーブを確実なものとして、優れたサウンドディティールと忠実なサウンドレイヤーの再現が可能になったとする。 ハウジングデザインは、竹工芸文化からインスピレーションを受けた、前後でアシンメトリーな幾何学的オープンエアーデザインを採用しており、広いサウンドステージと快適で疲れにくいリスニング体験を実現するとアピールする。ボディは航空機グレード7000番台のアルミ合金で製造し、高級感と耐久性を併せ持つデザインとしている。 ヘッドバンド部には、薄く柔軟性に優れたラムスキンを用いることで、アジャスト部がスムーズかつ滑らかな調整が可能に。また、軽量かつしなやかなステンレススチールを用いることで、軽量ながらも高い耐久性を備えると説明している。 さらに、SHANLINGのエンジニアが40種類以上もの試作の末に厳選した専用イヤーパッドを装備する。柔らかく肌触りの良いラムスキンを採用することでイヤーカップの形状に前後で厚みに変化を持たせ、あえて非対称にすることによって装着時の圧力を交換的に分散して、長時間でも快適な装着感で疲れにくいとアピールする。 専用ケーブルには、4本撚り56芯単結晶銅線を用いた4.4mm端子採用のバランスケーブルを標準装備。優れた伝送帯域特性により、透明度の高いサウンドクオリティを確保するとのこと。また柔軟性と耐久性に優れることで取り回しがよく、様々なシーンで快適に使用できる。コネクタはデュアル3.5mmステレオミニを装備し、リケーブルにも対応。ケーブル長は1.5m。 そのほか、日本オーディオ協会の「Hi-Res Audio」認証を取得している。再生周波数帯域は12Hz - 40kHz、インピーダンスは30Ω。本体質量は約480g(ケーブル除く)。 あわせて、本製品および同時発表のイヤホン「SHANLING AE10」の発売を記念して、2024年12月6日(金)から2025年1月14日(火)の期間、対象店舗にて買取の成約をするとAE10とHW600の2製品がお得に購入できる「新製品買い替えキャンペーン」を実施する。 本キャンペーンでは、対象期間中にe☆イヤホンおよびフジヤエービックで買取の成約をすると、両製品の購入時、Shanling「HW600」が販売額から30,000円、「AE10」が25,000円がそれぞれキャッシュバックされる。
編集部 : 伴 修二郎