『将来の夢=プロレスラー』に大人は反対 プロレス青年が抱いたもうひとつの目標「子どもの夢を応援する先生になりたい」
というわけで、現在は兼業レスラーとして活動している晴斗希だが、地方団体ではこういう選手は少なくない。彼が心の師と仰ぐツバサも理学療法士として活動している。ただ兼業していると、怖いのがケガ。それに練習時間の確保も課題となってくる。晴斗希もその点は工夫している。 「週に何回か、他のレスラーさんと道場で練習はするんですが、自分で練習時間を1日に1時間は確保するようにしています。今の職場の近所のジムに昼休みに行っています(笑)。ヒザが悪いので、ランよりはバービージャンプとかサイクリングをやってますね。ケガ防止のためにストレッチは入念にしています」 2月25日には道頓堀プロレスデビュー5周年の記念大会が行われる。メインはもちろん晴斗希。対戦相手はあこがれのツバサだ。教え子たちも見に来るというこの試合が盛り上がることは間違いない。
取材・文・写真/阿佐智