初日からシースルー、胸元大胆なドレスに「犬」まで登場⁉︎カンヌ国際映画祭2024が開幕
カンヌ国際映画祭1日目。フランス映画界での性被害告発が相次ぐ中、5月14日、カンヌ国際映画祭が開幕。落ち着いた雰囲気が漂うクロワゼット通りに、一流ゲストたちが現れた。 【写真】5月14日火曜日のカンヌは大盛況! クロワゼットは期待に沸いていた。5月14日、カンヌ国際映画祭のオープニングセレモニーで、メリル・ストリープがついにレッドカーペットの上を歩いた。観客から歓声が上がる。完璧なドレスに身を包み、プラットフォームシューズを履いた女優は、ABBAの曲に合わせて、レッドカーペット上で小さく踊った。マイケル・ダグラスの授賞式から1年、今度は彼女が名誉パルムドール賞を受け取る番だ。 カミーユ・コタンが司会を務めた第77回カンヌ国際映画祭のオープニングを飾ったスーパースターは、メリル・ストリープだけではない。ジェーン・フォンダは、レオパード柄のコートで華々しく登場。ハイディ・クルムもボリュームたっぷりのドレスで大階段を登った。
エマニュエル・ベアールのドレッシングガウン
『落下の解剖学』(2023年)に登場する犬のメッシに続き、多くのフランス人セレブがレッドカーペットの上を歩いた。赤いジャケット姿のブリジット・フォッセーが、ファンとセルフィーを撮るアレクサンドラ・ラミーの先を行き、ヴィルジニー・ルドワイヤンがその後に続いた。バスケットボール選手のヴィクトール・ウェンバンヤマ、クレージュのドレスに身を包んだカミーユ・シャムーとジュリエット・ビノシュの姿もあった。 小さなシニヨンを結えたエマニュエル・ベアールが、ダークベルベットのイヴ・サンローランのドレッシングガウン姿でクロワゼット通りを照らす前には、ヴァレリー・ドンゼッリと「ある視点部門」部門審査委員長のグザヴィエ・ドランがカメラマンの前を歩いた。最近、希少がんの完全寛解を発表した女優のエミリー・ドゥケンヌも、ベリーショート姿でレッドカーペットに登場。バティスト・ジャビコーニの前には、ヴィッキー・クリープスが堂々とした足取りで大階段を上った。