鹿児島県 市街地美化奉仕と子ども食堂 徳之島にも笑顔広げ SDGs奄美
【徳之島】NPO法人SDGs奄美(奄美市、西川雄一理事長)主催の「ごみ拾い&子ども食堂」が11月30日、徳之島町亀津の東区公民館を中心にあった。幼児から一般まで約70人が参加し、市街地の環境美化に力を合わせた後、チキンカレーの昼食会で交流した。
SDGs奄美はグローバルな視野を持った持続可能な社会の担い手となるきっかけの共有や、思いやりの心、多様性を育む―ことなどを主目的に2020年10月に設立。各企業や団体などとパートナーシップで連携。奄美市を中心に①体験型子ども食堂②古着の譲渡会③福祉施設へのお菓子の寄付④ビーチクリーン・まちのごみ拾いなどイベントを実施。徳之島では今回初開催となった。 ごみ拾いは午前10時から同公民館を中心にあった。一見整然とした街並みだが、手分けして約1時間かけて植え込みや路地から集めたごみは、空き缶やお菓子の袋などを中心にボランティアごみ袋17個分にのぼった。分別作業は大人たちが協力した。 級友らと参加していた天城中2年生の上野恵大(けいと)さんは「天城町からだが徳之島は一つ。街をきれいにすることも自然保護と同じ。きょう1日だけではなく普段から心掛けていきます」とにっこり。 子ども食堂(無料)の食材は、鹿児島市の青果店や町内のニシムタ店などが提供。参加者たちは「とってもおいしい」と舌鼓を打ちながら和やかに交流した。 西川理事長(54)=西川グループ副社長、亀津出身=は「参加協力をいただいた皆さんに感謝。これを機に徳之島でも活動の輪を広めたい」と話した。