「真っ青になり、震えていました」チャールズ国王は元妻ダイアナ妃の死にどう向き合ったのか
ヘンリー王子が振り返る、ダイアナ元妃の葬儀
その死から7日後に行われたダイアナ元妃の葬儀で、チャールズ皇太子とウィリアム王子、ヘンリー王子、皇太子の父フィリップ殿下、元妃の弟チャールズ・スペンサー伯爵は一列に並び、元妃の棺の後ろを歩きました。 後にヘンリー王子は『ニューズウィーク』誌のインタビューで、このときのことを次のように振り返っています。 「数千人の人々に取り囲まれ、視線を注がれるなか、さらにテレビで数百万という人々に見られるなかで、母を亡くしたばかりの私はその棺の後ろに続き、長い距離を歩かなければなりませんでした」 「いかなる事情があっても、子どもにそのようなことをさせるべきではないと思います。いまなら、このようなことは起こらないでしょう」
ダイアナ元妃の葬儀では、チャールズ皇太子は何も話しませんでした。弔辞を読み上げたのは、元妃の弟、チャールズ・スペンサー伯爵です。伯爵はそのなかで、こう明言しました。 「ここに誓います。血のつながった家族として、私たちは全力を尽くして、あなたがこれまでそうしてきたように、想像力と深い愛情をもって、この2人の若者たちを導いていきます……彼らの魂が責務や伝統のなかだけで生きるのではなく、その人生を堂々と謳歌することができるように」
ダイアナ元妃の死後、チャールズ皇太子が初めて公の場で発言したのは、その数週間後でした。皇太子は、元妃の死に対する人々の反応に、自身も王子たちも深く心を打たれ、慰められていると話しました。 さらに、「息子たちと私がどれほど感謝し、感動しているか、言葉では言い表せません」と述べたほか、王子たちを「本当に、とても誇りに思っている」と心情を明かしました。 そして、王子たちは「非常にうまく対処」しているものの、彼らにとって母の死は明らかに「非常に大きな喪失」であり、皇太子自身もまた、元妃を亡くしたことによる喪失感を持ち続けていくだろうと語りました。
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