文田健一郎「世界一のパパになるために金メダルを持って帰る」 パリ五輪開幕1か月前に決意
パリ五輪開幕まで、26日であと1か月となった。レスリング男子グレコローマンスタイル60キロ級の文田健一郎は、ミキハウスに所属する五輪代表選手らと都内で合同取材会に出席した。 文田は優勝候補として臨んだ21年東京五輪で銀メダルだった。「金メダルを獲得するのが当たり前と思って出場した大会で銀メダルだった。すごく悔いが残っていて、この3年、パリでの金メダル獲得に向けてレスリングとの向き合い方を悩んで、壁を乗り越えてきた」と振り返る。パリは2017年に世界選手権で初優勝した場所。「験も担ぎながら全部のパフォーマンスを出していきたい」と燃えていた。 東京五輪後の22年6月に結婚し、昨年1月に長女・遥月(はづき)ちゃんが生まれた。取材会に同席した妻・有美さんに「妻が毎日食事を作ってくれたり、選手としてのサポートをすごくしてくれている」と感謝を伝え、「娘にも、負けているところは見られたくない。世界一のパパになるために、金メダルをしっかり持って帰りたい」と意気込んだ。
報知新聞社