社員研修にサバゲー導入 チームビルディングの学習の場に
家電販売を手掛ける北柏デンキを運営するKD企画(千葉県柏市、磯部好一社長)は、社員研修の一環で3年前からサバイバルゲーム(サバゲー、エアガンで撃ち合う戦争ゲーム)を行っている。 【関連写真】ゲーム中は激しい撃ち合いが見られた 趣味でサバゲーを楽しんでいる磯部社長がゲーム中に戦略を練り実践する点に着目し研修への導入を決めた。戦略を実践できていたか振り返る時間を設けることで、より社員に気づきを与えられるようなプログラムにしていることが特長だ。 同社がサバゲーを使った研修で一番重視しているのはチームビルディングの手法を学ぶことだ。ゲーム中にどのように行動するかを考えるだけではなく、敵チームがどのように行動し、どう対応するかを想定して話し合うことに時間をかけている。磯部社長は「ここで立てた戦略をチームメイト全員で実践することがチームビルディングの学習につながる」とみる。 今年度の研修では、KD企画の社員や取引先企業の社員など計28人が参加した。 当日の開会あいさつで磯部社長は「参加者が楽しく学んでもらう場にもしてほしいと考えている。サバゲーは紳士のスポーツと言われている。お互いを尊重し、フェアな対応を心がけてほしい」と話した。 同社は今後もサバゲーを導入した研修を続けていく予定。磯部社長は「企業対抗戦をやってみたい」と話し、他企業や団体に向けた声がけも行っていく考えを示した。
電波新聞社報道本部