中日・石川昂弥、『ぼっちトレ』で自分と向き合う 松中コーチから「バットの出し方」指導受けコツコツと ナゴヤ球場で自主トレ本格スタート
中日・石川昂弥内野手(23)が7日、”ぼっちトレ”で己と向き合うことを明かした。この日、ナゴヤ球場で自主トレを本格スタートさせ、早速一人で黙々と打ち込んだ。へび年の年男として迎える今シーズンは見事に”脱皮”した姿をみせてくれるはずだ。 カーン。カーン。カーン。およそ10秒おきに打球音がこだまする。ナゴヤ球場に隣接する屋内練習場で石川昂が本格始動した。 「ここまでガッツリやったのはきょうからです」。浜田打撃投手を相手におよそ30分間、一人で黙々とバットを振り続けた。 年が明け全国各地で自主トレシーズンが始まった。南国へ飛び立ち、仲間たちと互いに技術、体力を高め合う選手もいれば、一人で己と向き合う選手もいる。石川昂は後者だ。「昨年はバットが体から離れて振っている感じがしていたので、今の間にしっかりと力を出せるように強く意識したい」。秋季キャンプでは新たに就任した松中コーチから「バットの出し方」の指導を受けた。課題が明確だからこそ、一人で地道にコツコツとバットを振っていくだけだ。 そのキャンプ中に痛めた左手首も「問題ない」とキッパリ。「2月1日にいきなり試合ができるくらいには仕上げたいです。試合があったとしてもというくらいの気持ち」。昨季は82試合で打率2割7分2厘、4本塁打、25打点と不完全燃焼に終わった。もう一度レギュラーをつかみ取るべく、アピールするための準備を進めている。 今年はへび年で年男。「お参りも厄払いも行っていません。僕そういうのはあまり気にしないので」と泰然と構える。「とにかくたくさんホームラン打ってチームが勝てるようになれば」。必ずや”脱皮”イヤーにする。
中日スポーツ