批判はねのけ2大会連続の決勝進出!…イングランド代表MFベリンガム「団結することが重要」
レアル・マドリードに所属するイングランド代表MFジュード・ベリンガムが、オランダ代表との一戦を振り返った。10日、欧州サッカー連盟(UEFA)の公式サイト『UEFA.com』が伝えている。 【動画】イングランドがオランダを撃破し2大会連続の決勝進出! EURO2024・準決勝が現地時間10日に行われ、イングランドはオランダと対戦した。開始早々の7分に先制を許したものの、18分にハリー・ケインが自ら獲得したPKを冷静に沈めて試合を振り出しに戻す。その後は一進一退の攻防が続き、両チームともに得点を奪えぬまま後半アディショナルタイムへ。迎えた90+1分、途中出場のオリー・ワトキンスが強烈な一撃をゴールネットに突き刺し、劇的な逆転勝利を飾った。 ベリンガムやケインを筆頭に超豪華なスカッドを抱えるイングランドは、開幕前から優勝候補の筆頭と目され、データサイト『Opta』による優勝確率は「19.9%」となっていた。しかし、グループステージの3試合は低調なパフォーマンスに終始し、ラウンド16のスロバキア代表戦も後半終了間際までリードを許すなど大苦戦。代表チームとガレス・サウスゲート監督は多くの批判に晒された。 それでも、準々決勝で今大会のダークホースとの呼び声高かったスイス代表をPK戦の末に下し、この度の準決勝でオランダを撃破。批判をはねのけ、イタリア代表に敗れて準優勝に終わった前回大会に続き2大会連続での決勝進出を決めている。“10番”を背負うベリンガムは決勝ゴールを決めたワトキンスを「あと30分間もプレーできるか分からなかったので、本当に感謝しているし、彼が出場してくれて良かったよ。彼はチームを救ってくれたヒーローだ」と称賛しつつ、次のように決勝進出を喜んでいる。 「良いプレーができなかった時、僕たちは批判を浴びるだろう。でも、こうした試合に勝利するためには抵抗力を築き、チームとして団結することが重要なんだ。再び結果を出すことができたし、この瞬間は素晴らしいものだよ。チームとして、そして家族としての一つにしてくれるし、こうした瞬間が僕たちをより強くし、決勝まで勝ち進むことができたんだ」 現地時間7月14日の決勝で対戦するのはスペイン代表。今大会は“死の組”と形容されたグループBを3戦全勝で首位通過し、決勝トーナメントではジョージア代表、ドイツ代表、フランス代表を撃破するなど安定感が際立っている。ベリンガムは「スペインは素晴らしいプレーをしている。僕たちはじっくりと腰を据えて彼らを分析するつもりだ。彼らとの対戦は興味深いものになるだろう」と語っている。
SOCCER KING