【まるでFR車のような感覚】実効空力エアロパーツ体験会で感じる、ホンダアクセス30年の底力
ホンダアクセス体感取材会で実効空力エアロパーツの実力を知る
ホンダ純正用品のメーカーであるホンダアクセスが、報道関係者を対象とした『Modulo 30th Anniversary EXPO Vol.2』~実効空力エアロパーツの過去・現在・未来体感取材会~を開催。 会場となったのは群馬サイクルスポーツセンターで、起伏が多く、複雑なカーブも数多く存在するクローズドコースおよび周辺一般道にて、安全に配慮しながら実効空力エアロパーツの実力を余すところなく知ることができた。 試乗車として用意されたのはシビックRS+テールゲートスポイラー(ウイングタイプ/実効空力最新作)装着車、スポーツ・モデューロ・シビック・タイプR、シビック e:HEV(前期型/2022年式)、フィット e:HEV Modulo X(試作車)という4台。先に紹介した2台は周辺一般道試乗、e:HEVの2台はコース内試乗となった。 【写真】30年の歴史で培った実効空力のノウハウを体感 画像はこちら (53枚) シビック e:HEVは実効空力体感テールゲートスポイラー(ウイングタイプ)比較試乗、フィット e:HEVは実効空力“感” エアロパーツ実験車試乗と銘打ったコンテンツで、おまけとして用意された2代目Nボックスによるシェブロン形状実効空力デバイス実験車にも試乗し、当車でも実効空力が日常の速度域から体感できることを再確認した。 どの試乗枠においても実効空力エアロパーツの効果に驚いたが、最も印象的だったのはシビック e:HEVによる実効空力体感テールゲートスポイラー(ウイングタイプ)比較試乗だ。
最新作のテールゲートスポイラー(ウイングタイプ)でFRのような走行感覚を味わう
シビック e:HEV(外装色:青)でクローズドコースを走行する実効空力体感テールゲートスポイラー(ウイングタイプ)比較試乗は、非常に印象的なコンテンツだった。 最新作のテールゲートスポイラー(ウイングタイプ)はマイナーモデルチェンジ前のシビック・シリーズにも装着できるので、実際に2022年式の前期型シビック e:HEVにこれを取り付けてコースインしたが、比較試乗ということで、まず、従来モデル用純正アクセサリーのテールゲートスポイラーで走り、ゴール後にスポイラーをホンダのスタッフがチェンジ(※一般ユーザーはホンダの販売店での交換作業となる)。 すぐさまシェブロン形状の実効空力デバイスを搭載した最新作のテールゲートスポイラー(ウイングタイプ)を取り付けた前期型シビック e:HEVで同じコースを走るという内容だった。テールゲートスポイラーのみが変わった同じクルマを同じコースで短時間のうちに乗り比べることで、実効空力による走りの違いを体感できるというわけだ。 従来モデル用純正アクセサリーのテールゲートスポイラーではFF感が強かったが、最新作のテールゲートスポイラー(ウイングタイプ)のほうでは、まるでFRのクルマに乗ったかのような感覚を味わえた。 シェブロン形状は後方に発生する乱流を抑制し、接地荷重の安定化を図る効果があるが、これが旋回と直進の過渡領域でも空力効果が持続し、曲がりの質が高まるのであった。