K-1チームとして出場する、寺島輝（左）、中島千博（中央）、寺島 輝（右）

　12月14日（土）東京・代々⽊第⼀体育館にて開催される『K-1 WORLD GP 2024 in TOKYO～FINAL～』の追加カード発表記者会見が、11月19日（火）都内にて行われ、第2代K-1 WORLD GPスーパー・ウェルター級王者であり、現ONEキックボクシング世界フェザー級世界王者チンギス・アラゾフ（ベラルーシ）が送り込む、アラゾフチーム3選手と、K-1の3選手が対戦することが決定した。 【動画】髙橋直輝、独自スタイルに開眼！地元大阪大会で衝撃KO 　K-1代表として、選ばれたのは第10代Krushスーパー・フェザー級王者の中島千博（POWER OF DREAM）、第11代Krushスーパー・フェザー級王者の髙橋直輝（若獅子会館）、寺島 輝（TANG TANG FIGHT CLUB）の3選手。それぞれ、アラゾフチームの3選手と激突する。 　アラゾフからのビデオメッセージでは、「俺たちチームは日本へ向かうぞ。メンバーはベラルーシのファイターが2人とギリシャのファイターが1人。この3人は日本でみんなを驚かせるほど強い」とのコメントが届いていた。 　中島は「今回、チームJAPANとして3人で出るので、みんなでアラゾフチームを倒したいと思います」高橋は「キャリア30戦目にして、始めて外国人選手とやります。興奮して、さっき鼻血も出てきたんで（笑）。また噴き出すかもしれないけど、頑張って勝って行きたいです」とコメント。寺島も、「いい試合を組んでもらったし、K-1代表として恥のない試合をしたい」と宣言していた。 　各対戦カードと選手データは以下の通り。 ▼K-1スーパー・フェザー級/3分3R・延長1R 中島千博（POWER OF DREAM/第10代Krushスーパー・フェザー級王者） vs ダニール・エルモリンカ（ベラルーシ） 　中島は、極真会館で数々の実績を残り、POWER OF DREAM所属に。22年1月に横山朋哉を下して、Krush王者に。その後防衛にも成功したが、昨年9月に髙橋直輝に判定負けして、王座陥落。しかし、今年9月には元K-1フェザー級王者・ 村越優汰に勝ち切っている。 　対するエルモリンカは、スイッチで構えをチェンジしながら戦い、左ミドルキック、左ボディブローが得意技。ベラルーシのキックボクシングイベント『BFC』で活躍してきた。戦績は、13戦 9勝(7KO) 4敗 だ。 ▼-61kg契約 3分3R延長1R 髙橋直輝（若獅子会館） vs コスタス・アスラニディス（ギリシャ/VENUM GYM） 　髙橋は、K-1女子ファイターMOEの実兄。22年からスーパー・フェザー級に階級を上げると絶好調ぶりを発揮し、23年9月に中島千博を下し、同級Krush王者に。しかし、今年2月には横山朋哉に判定負けで王座陥落、10月のK-1では松本涼雅に勝利して、復活している。 　対するアスラニディスは、野性的でアグレッシブに戦うファイトスタイルが特徴で、その圧倒的な強さからギリシャ神話に出てくる“ミノタウロス”を想起させる。サウスポーからの左ストレート、右の返しのフックと殺傷能力が高いパンチを武器に、24年8月にはムエタイイベントのRWSのリングで激闘を繰り広げている。 ▼K-1スーパー・ライト級/3分3R・延長1R 寺島 輝（TANG TANG FIGHT CLUB） vs ダニラ・クワチ（ベラルーシ） 　寺島は、出入りの早いステップから繰り出す蹴り、パンチを武器にKrushやK-1のリングでキャリアを積むと、今年4月には佐々木大蔵にKO負けを喫したが、9月のK-1では、瑠久に圧巻KO勝ちを収め、進化を見せ付けている。 　対するクワチは、キックボクシングとムエタイに精通しており、変幻自在に左右に構えをチェンジしながら多彩な攻撃を繰り出す。とくにミドルキックや左ボディブローを得意とする。