子どもが3人とも学校に「お茶」を持っていくのですが、沸かしてもすぐになくなります。「ペットボトル」で購入したほうがいいでしょうか?
夏になると水分を摂取する量が増えて、自宅でお茶を沸かす機会が多くなります。その際に気になるのがお茶を沸かす際にかかる費用や手間です。 お茶を沸かすのは毎日のことのため「できるだけ効率的にお茶を準備したい」「朝の手間を省きたい」と考える方もいるでしょう。その場合はコストと効率のバランスを確認することが大切です。今回は、毎日お茶を沸かす場合とペットボトルで購入する場合の費用と、それぞれのメリット・デメリットを考えていきます。 ▼エアコンを「24時間」つけっぱなしだと、電気代はいくらかかる? 1ヶ月の電気代を試算
お茶を沸かすといくらかかる?
まず、お茶を沸かす際にかかる金額を見ていきましょう。今回はできるかぎり早くお茶を作る場合を想定して、電気ケトルでお湯を沸かす際の電気代を計算します。 電気ケトルの場合、お湯を沸かし、耐熱のボトルにティーバッグとお湯を入れるだけでお茶ができるため、朝晩の忙しい時間帯におすすめの方法です。 電気ケトルでお湯を沸かす際の電気代は「消費電力(kW)×時間×電力料金単価(円/kWh)」で計算します。電力料金単価については、公益社団法人 全国家庭電気製品公正取引協議会が定めている目安単価の31円/kWhを用います。 今回計算で使用する電気ケトルの情報は下記のとおりです。 ・800ミリリットルを沸かすのにかかる時間は4分(約0.067時間) ・消費電力は1300W(1.3kW) 上記の条件を計算式に当てはめると「1.3kW×0.067時間×31円/kWh=約2.7円」です。800ミリリットルあたりで2.7円程度のコストがかかると分かります。 お茶のティーバッグは、50袋入り500円程度で購入できるものがあります。1袋で1リットルのお茶が作れると仮定した場合、前述の電気代を合わせると、1リットルのお茶を用意するのに約13.4円、2リットルの場合は約26.8円、500ミリリットルの場合は約6.7円かかる計算となります。
お茶をペットボトルで購入するとどうなる?
次にペットボトルのお茶を購入する場合で見ていきましょう。お湯を沸かす費用はかからないものの、商品購入の費用が発生します。 ■2リットルのペットボトルを購入する場合 メーカーにもよりますが、2リットルのペットボトルを購入する場合、6本入りが1100円程度で販売されているものもあります。そのため、1本あたりの価格は180円程度となるでしょう。 ■500ミリリットルのペットボトルを購入する場合 次に500ミリリットルのペットボトルを購入する場合を確認します。お茶を持っていく際は水筒でなく、500ミリリットルのペットボトル1本もしくは2本持っていくという方法でもよいでしょう。この場合は水筒を用意する必要がないため、帰宅後に水筒を洗う手間が発生しません。 子どもが大きい場合はまとめ買いをしておき、自分で好きな本数を持っていってもらうことができます。 500ミリリットルのお茶は24本1400円前後で購入できる場合があります。1本あたりの価格は58円程度です。スーパーなどで安いタイミングを見計らい、まとめて購入するのもひとつの方法です。