東電、柏崎刈羽原発へ核燃料装填 24時間態勢、2週間で完了
東京電力は15日午後、再稼働を目指している柏崎刈羽原発7号機(新潟県)に核燃料の装填を始めた。計872体を、使用済み核燃料プールから燃料取り換え機を使って1本ずつ原子炉圧力容器に入れる。完了まで、24時間態勢で約2週間かかる見通し。 その後は1カ月ほどかけて、制御棒や緊急炉心冷却装置の機能、原子炉圧力容器と格納容器が密閉されていることなど、安全性を確認するとしている。 装填に伴い、東電は同原発の宿直を8人から51人に増員。常設の放射線監視装置以外に持ち運び可能なものを用意するといった対策も強化する。新潟県知事は再稼働に同意するかどうかを表明しておらず、地元の同意前は異例。