【RIZIN】浜崎朱加、シン・ユリと打撃戦も辞さない「いろいろな方に教えてもらった技は2年前より増えている。何個かは試合で試したい」
2024年11月17日(日)愛知・ポートメッセなごや第1展示館『RIZIN LANDMARK 10 in NAGOYA』にて、シン・ユリ(韓国/team GENIUS)と女子スーパーアトム級(49kg)5分3Rで対戦する、約2年2カ月ぶりの復帰戦となる浜崎朱加(AACC)が15日(金)愛知県内にて個別インタビューに答えた。 【写真】山本美憂との打撃練習 浜崎は2018年大みそかの『RIZIN.14』の初代RIZIN女子スーパーアトム級王座決定戦で、浅倉カンナを腕十字に極めてRIZIN王座を獲得したが、2019年大みそかにハム・ソヒにスプリット判定負けで王座陥落。2021年3月にハム・ソヒが返上した王座を巡り、浅倉と再戦。スプリット判定で王座についた。 2022年4月の『RIZIN.35』で伊澤星花の挑戦を受け、判定負けで王座陥落。2022年7月『RIZIN.37』でジェシカ・アギラーに判定勝ちで再起を飾るも、2022年9月の『RIZIN.38』でパク・シウに判定負けして以来、約2年2カ月ぶりの復帰戦となる。42歳。 「本当に久しぶりだなって感じで。名古屋入りして写真撮影して、試合だなって実感が湧きました。久しぶりの試合なので楽しみが強いです」と、試合が出来る喜びを見せる浜崎。 ユリについては「打撃は気を付けたい。リーチが長いので、届かないと思った距離でも届いて来るのかなって怖さはあります」と警戒するが、「打撃もしっかり練習してきたので、どこまでやれるか試したいのもあるし、そこでテイクダウン出来れば極めに行って一本も取りたいです」と打撃を試したい気持ちもあるという。 怪我で休養中に何か新しいことを始めたかと聞かれると「何もないです(笑)。何もやっていなかったことはなくて、トレーニングにも行っていたので生活は変わりませんでした。手が使えないだけなので。この2年も試合に出ていた期間からあまり変わらずに今まで過ごしてきました」と、骨折以前からそれほど生活は変わらなかったと言い、「最初に怪我をした時は骨折が初めてだったので不安だったんですが、2回目からは焦りもせずに時期が来れば試合が出来ると思って試合へ向けて練習しました」と、焦りもなく通常通りに日々を過ごしてきた。 「復活という意味で、しっかり一発目なので勝ちにこだわる、フィニッシュする試合をしていきたいです」とフィニッシュして復活を飾りたいとのテーマを掲げ、「目指す場所は特に意識してないけれど、2年試合していなかったのでいきなりタイトルを目指してますよりかは、一戦一戦勝って行けたらと思います。試合は出来るならどんどんしたいですね」と、まずは目の前の試合をクリアしていきたいとする。 それでもベルトへの執着心はあるのかと聞かれると「ベルトへの執着心は特にないですね。でも、リベンジしたい気持ちはあるので、復活して一発目ですけれど、いずれは機会があれば、と」と現王者・伊澤星花にはリベンジしたいとの意思を示した。 公開練習を一緒に行った山本美憂との練習は続いており、「変わらず打撃の練習をさせていただきました。動きの中でしっかり教えてもらいながら確認したので教えてもらったのを出せればと思います」と、練習の成果を出したいとする。 2歳年を重ねたことで衰えた部分は感じるか、との質問には「鈍感なのでそういうのはあまり感じたことがなくて。試合になったら練習とは違う息の上がり方があるけれど、そういうのはあまり感じてないです」と答えた。逆にプラスになったこととして「いろいろな方に教えてもらった技は2年前より増えています。何個かは試合で試したいのがあります。得意な部分を伸ばしながら新しい技も覚えてきたので出したいです」と技のバリエーションが増えたとした。 最後には「KOか一本を狙って3R戦いたいと思います」との意気込みに「ラクに勝てる相手ではないですが早めには行きたいですね」と、強敵と認めながらも早くフィニッシュ出来るチャンスが来れば仕留めたいと話した。 また、かつて2度対戦した浅倉カンナの引退について「試合会場でバッタリ会って少し話はしました。寂しい気持ちもありますけれど、カンナが決めた道ですし、幸せになって欲しい気持ちはあります。幸せの形はひとそれぞれじゃないですか」とし、自分にとっての幸せはと聞かれると「格闘技です」ときっぱりと答えた。
ゴング格闘技
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