菅野志桜里氏、蓮舫氏の「涙エピソード」披露した立民・辻元氏に「利用はやめた方がいい」
元衆院議員の菅野志桜里氏は21日、フェイスブック(FB)で、立憲民主党の辻元清美代表代行が東京都知事選(7月7日投開票)に出馬した蓮舫前参院議員=立民を離党=の応援演説で「蓮舫は昨日、泣きました」と紹介したことについて疑問視した。「涙のエピソードをやたら選挙戦に利用するのはもうやめた方がいいのでは」と指摘し、「少なくとも、私はすごく嫌だった」と振り返った。 【写真】「最近問い合わせが多い」という蓮舫氏のグラビア写真集(1989年発売) 菅野氏が引用したウェブ記事は、辻元氏が告示日の20日に「(蓮舫氏は)20年間、国会議員として尽くした力を今度は生まれ育った東京のために使いたい。だから立ち止まるわけにはいかない…と言って、蓮舫は泣いたんです」と語ったことを紹介している。 菅野氏は選挙戦で「涙のエピソード」の引用について、「女性候補の応援演説にありがちで、少なくとも私は、候補者だったときすごく嫌だった。『強そうに見えても私の前で泣きました。彼女も人間なんです』アピールはありがた迷惑」と指摘した。 その上で、「そもそもリーダーを目指す戦いの初日に勝手にこんなのを明かされたら、候補者は内心勘弁してくれと思うよね。事前に了解していたなら・・・もう何も言うまい」と書き込んだ。 菅野氏は衆院議員時代、立憲民主党に所属したが、令和2年3月に憲法議論を巡る党の姿勢に違和感を唱え、離党。国民民主党で議員活動を行い、3年10月の衆院選は出馬しなかった。現在は弁護士活動に加え、国会議員の人権外交にも関わっている。