花園NO・8アキラ・イオアネはリザーブ登場 元オールプラックスは「相手をしっかり圧倒したい」21日愛知と開幕戦/リーグワン2部
ラグビー・リーグワンで1部から降格し、今季は2部で戦う花園は19日、愛知との開幕戦(21日、花園)に向け、東大阪市内で約1時間、練習。出場メンバーも発表し、ニュージーランド代表(オールブラックス)キャップ21を持つ新加入のNO・8アキラ・イオアネ(29)はリザーブでメンバー入りした。 196センチ、114キロの巨体から繰り出すパワーと7人制でも同国代表に選ばれたスピードを持つイオアネは力強い突進にタックルと攻守に渡る激しいプレーが持ち味。 元日本代表監督の向井昭吾ヘッドコーチは今回の起用法について外国人枠を考慮しながら「一番強いアタックができる形で組んだ」と説明した上で、「出るよ」とここ一番での投入を明言。「(練習試合では)1人で5メートルぐらい前に持って行っているが、まだまだベールを隠しているのでは。足も速く、外側を走ってもうまい」と今後の爆発を期待する。 イオアネは「(状態は)良いし、とても楽しみにしている。相手をしっかり圧倒したい。ラグビーはシンプルなゲームだ」と闘志。「違う国から来た者が一つになり、良い文化が根付いている」とチームの雰囲気を語った。 イオアネは元サモア代表FLでかつてリコー(現BR東京)でプレーしたエディー氏を父に持ち、幼少期を日本で過ごした経験を持つ。「アキラ」の名前は当時のリコーの監督だった水谷真氏の長男にちなんで名づけられた。