武豊フェデラーが圧巻大差V 父はナダル「強かったね。最後まで余裕があった」【京都3R・2歳新馬】
20日の京都3R・2歳新馬戦(ダート1200メートル)は、ナダル産駒で武豊騎乗の1番人気フェデラー(牡・石橋)が圧巻の大差勝ちで初陣を飾った。勝ち時計は1分12秒2(稍重)。 好スタートを決めるとスピードの違いで先頭に立ち、勝負どころからは後続の手綱が激しく動く中、持ったままでみるみる差を広げていく。終わってみれば2着馬に1秒8の大差。栗毛のスター候補誕生に、場内からは大きな拍手と歓声が沸き起こった。 「強かったね。すごく速いという感じではなかったけど、最後まで余裕があった」と武豊。馬名の由来は「人名より。父名より」。ダート4戦無敗の父ナダルと同名のテニスプレイヤーであるラファエル・ナダル、そしてその好敵手であるロジャー・フェデラーから名を授かった。テニスのフェデラーは〝芝の王者〟と称されたが、「ダートの短距離が合っているね」(武豊)と、父譲りのダート適性とスピードをいかんなく発揮した形だ。 最後には笑顔で「見事な〝サービスエース〟」とユタカ節で締めくくった。
東スポ競馬編集部