アイドルのブレイクはSNS戦略が鍵を握る!起業家グラドル・くりえみ「事務所の戦略はめちゃくちゃ大事」
テレビ朝日「羽鳥慎一モーニングショー」レギュラーコメンテーターの玉川徹とフリーアナウンサーの原千晶がパーソナリティを務めるTOKYO FMのラジオ番組「ラジオのタマカワ」。「テレビではまだ出せていない玉川徹の新たな一面を発信!!」をコンセプトに、ビジネス、キャリア、マネー、カルチャー、エンタメ、音楽など、さまざまなジャンルをテレビとは違った角度から玉川が深掘りしていきます。 11月28日(木)の放送では、実業家でタレントのくりえみさんがゲストに登場。起業のきっかけやバーチャルタレント事務所を選んだ理由について語ってくれました。
◆アイドルのブレイクは事務所戦略が鍵を握る!
玉川:くりえみさんのお仕事を改めて教えていただけますか? くりえみ:AIの技術を使ってバーチャルタレントを生み出して、その子たちをCMやメディアに出す仕事をやっています。他にも、いろんな会社に提供できる技術を研究・開発している感じですね。 原:最近よく見かける、ニュースを読むAIのような方を作るってことですか? くりえみ:そうですね。どうやって出していくか、マーケティングを考えたり設計をやっています。 玉川:話を聞いているとIT企業の社長さんだなって思うじゃないですか。でも、もともとはグラビアのタレントさんだったんだよね。 くりえみ:今も完全に辞めているわけじゃないんですけど、もともとはタレントとかグラビアとかをやっていて、中国や台湾で地道に活動していました。そうしたらSNSも1年ぐらいで200万人ぐらいになりました。 玉川:すごいよね。ラジオだと伝わらないけど、見た目が完全にアイドルですよね。そこから今の仕事に変わった理由があったんだよね? くりえみ:そうですね。私は学校生活の頃から人とうまく接することができないことが多くて、それこそ組織に馴染めないことが多かったんです。 それで振り返ってみると、自分には「言いたいこと」があるなって気付いたんです。「このやり方のほうが絶対うまくいく」と思っていても、当時はいちタレントだと発言権がなかったんですよね。 玉川:なるほど。 くりえみ:だったら自分で組織を作ったほうがうまくいくかもしれないと思ったので、会社を始めました。世の中の構造を俯瞰で見たときに、どうすれば一番自由を手に入れられるかってなったら、私は経営者か投資家かなって思ったんですよね。 原:カッコいい。それでできちゃっているのがすごいですよね。 玉川:やっぱりタレントさんは、どうしても使われる存在ってことだよね。 くりえみ:これからの時代は徐々にそうしたことが変わっていくと、私は見込んでいますけども、今はどうしても既存の組織が強いですね。 玉川:グラビアアイドルをやっていたとき、今の道に進むきっかけがあったんですか? くりえみ:アイドルの経験がやっぱり大きいかもしれません。グループの色を出すのは大事なんですけど、それをうまく活かせるかどうかは大人の頭が大事になってくるんですよ。 玉川:そうなの? くりえみ:タレントのポテンシャルとグループが売れる・売れないはあまり比例しないんですよね。めちゃくちゃ実力があっても売れていない人はいっぱいいます。それってやっぱり運営の力なんですよね。 事務所の戦略はめちゃくちゃ大事で、FRUITS ZIPPERさんとかアソビシステムさんは令和のSNS戦略を攻略している感じがすごくしています。