【ボクシング】中谷潤人、WBC総会でサウジアラビア長官の接触あり!?「それ以上のことは…」
プロボクシングWBC世界バンタム級王者中谷潤人(26=M・T)が13日、羽田着の航空便でWBC総会の行われていたドイツ・ハンブルクから帰国した。WBC総会は初出席で2階級で4団体統一を果たしたテレンス・クロフォード(米国)らと再会。WBCマウリシオ・スライマン会長から「WBCチャンピオンアワード」のブロンズ像を贈られ、中谷は「クロフォード選手とはWBO総会以来で覚えてくれていて『頑張ってくれ』と言われました。いろいろな方とお会いできて幸せな時間だった」と笑顔を浮かべた。 自身初の欧州遠征で、クリスマスに向けて盛り上がるハンブルクの街並みも楽しんできたという。それでも来春とされる次戦に備え、ホテル内のジムでランニング、シャドーボクシングなどに取り組んだという。中谷は「この経験を生かし、次も良いパフォーマンスができるようにやっていきたい」と決意を新たにしていた。 また今回のWBC総会には、4団体統一スーパーバンタム級王者井上尚弥(31=大橋)と推定総額30億円のスポンサー契約を結んだサウジアラビア直轄のプロジェクト「リヤド・シーズン」を動かす同国総合娯楽庁のトゥルキ・アラルシク長官も出席。ステージでチャンピオンたちが集合して撮影するタイミングでアラルシク長官に接近され、声をかけられたものの「何を話しているのかわからなかったですね…。それ以上のことはなかったです」と淡々と話していた。【藤中栄二】