うちは湯船をためずに「シャワーだけ」で済ませています。湯船をためるより節約になっていますよね?
毎日湯船につかるよりも、シャワーで済ませたほうが節約になると考えている方も多いのではないでしょうか。本記事では、湯船とシャワーのどちらが節約になるのか、具体的な水使用量とエネルギー消費量を比較します。また、健康面やリラックス効果を考慮した場合の利点も検討します。 ▼「シャワーだけ」vs「お湯をためる」1人暮らしはどっちがお得? それぞれの水道代・ガス代を比較
湯船とシャワーどちらが節約になる?
一般的な湯船の容量は、200~280リットルが多いです。ここでは、湯船に200リットルのお湯をためた場合とシャワーで済ませた場合をシミュレーションしてみましょう。なお、水道単価は東京都水道局のホームページにある。0.24円/リットルで計算します。ガス料金については、次の計算式で計算できます。 ・ガス料金=上昇温度×水量÷(熱効率×発熱量)×基準単位料金 そのほかの条件は、熱効率80%、都市ガスの発熱量1万750キロカロリー/立方メートル、単位料金160.77円(2024年10月の東京ガス単位料金)、水温15度から40度までの25度上昇させるものとします。 湯船に200リットルのお湯をためた場合、水道料金は200リットル×0.24円/リットル=48円です。また、湯温を15度から40度まで沸かしたときのガス代は、25度×200リットル÷(80%×1万750キロカロリー/立方メートル)×160.77円=約93.47円です。 シャワーで済ませた場合、1回15分、1分間10リットルのお湯を使用したとすると、水道料金150リットル×0.24円 /リットル=36円です。湯船と同様に、15度から40度まで沸かしたときのガス代は、25度×150リットル÷(80%×1万750キロカロリー/立方メートル)×160.77円=約70.10円です。 水道料金やエネルギー消費量で比較した場合、シャワーのほうが節約になっていることが分かります。ただし、シャワーを長時間使用した場合には、湯船よりもかかるコストが高くなるケースもあります。